オンライン面接を録画してAI議事録にする方法【Mac】

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オンライン面接を録画してAI議事録にする方法【Mac】

面接をしながらメモを取ると、候補者の話に集中できない。かといって後から評価シートを書こうとすると、肝心の発言が思い出せない——。オンライン面接の数が増えてきた採用担当なら、一度はぶつかる悩みではないでしょうか。

「だったら録画すればいい」とまでは思いつく。けれど実際にやろうとすると、候補者がホストのリンクだと録画ボタンが出ない議事録ボットを面接に入れるのは気が引ける専用のAI面接ツールは高くて稟議が通らない、という三重苦で止まってしまう。
この記事では、ホスト権限にもボットにも頼らず、自分のMacで面接を録画 → AIで議事録・評価メモを作成 → Notionの採用データベースに一元管理するまでの流れを、無料で始められる方法を中心に解説します。次の面接から、記録と評価を仕組みに変えていきましょう。

この記事はmacOSをお使いの採用担当・面接官を想定しています。録画はかならず候補者の同意を得たうえで行う前提で書いています(同意の取り方は記事後半で解説します)。

なぜオンライン面接は「記録」でつまずくのか

メモを取ると候補者と向き合えない

オンライン面接は、対面よりも相手の表情や間が読み取りにくいものです。そこで面接官がメモを取るために視線を手元やキーボードに落とすと、画面の向こうの候補者には「興味を持たれていない」「沈黙が続いて気まずい」と映ってしまいます。候補者体験を大事にしたいのに、記録のために対話の質が下がる——本末転倒な状態です。

記憶頼みの評価はどうしてもブレる

面接直後ならまだしも、1日に何件も面接が続くと、夕方には「午前の人、前職の退職理由なんて言ってたっけ?」と細部があいまいになります。記憶に頼った評価は、最後に話した候補者の印象が強く残る、あるいはその日の気分に左右されるなど、主観バイアスが入り込みやすいのが難点です。

複数の評価者で見るときも、同席できなかったメンバーは伝聞でしか判断できません。正確な記録があれば、こうしたブレや属人化を抑えられます。

「録ればいい」と分かっても、録り方で詰まる3つの壁

記録の重要性は分かっていても、いざ録画しようとすると次の壁にぶつかります。

  • ホスト権限の壁: 候補者や仲介エージェントが用意したリンクだと、自分がホストでなく録画ボタンが出ない・許可が要る
  • ボットの壁: 議事録AIを会議に招待すると「○○Botが参加しました」と候補者の画面に表示され、無機質で気まずい
  • コストの壁: 専用のAI面接ツールは高機能な反面、月額が高く中小・スタートアップでは稟議が通りにくい

この3つを一度に解消できるのが、次に紹介する「自分の端末で録る」という発想です。

オンライン面接を録画する4つの方法と向き・不向き

オンライン面接を記録する方法は、大きく4つに分けられます。それぞれ得意・不得意があるので、自社の状況に合うものを選びましょう。

方法ホスト権限なしで録れるボット不要Mac対応料金の目安評価メモ化
① Web会議ツールの録画機能△(要ホスト/プラン)プラン依存手動
② 議事録ボット型ツール月額中〜高AIで可
③ 専用AI面接ツール月額高AIで可
④ 自分のMacで画面録画無料〜AIで可(連携)

① Web会議ツールの録画機能

Zoom・Google Meet・Teamsに備わった録画機能を使う方法です。手軽ですが、録画できるのは原則ホスト(または許可された参加者)で、候補者側が用意したリンクの面接では使えないことがあります。プランによって録画可否やクラウド保存の容量も変わります。

② 議事録ボット型ツール

会議に専用ボットを招待し、録画・文字起こし・要約まで自動化するタイプです。文字起こしの精度は高い一方、候補者の画面にボットの参加が表示されるため、面接という1対1に近い場では「監視されている」印象を与えかねません。ボットを入れること自体に気を遣う、という声は少なくありません。

③ 専用AI面接ツール

面接評価に特化し、評価シートの自動作成や候補者比較までできる高機能なサービスです。採用規模が大きい企業には有効ですが、月額が高く、まだ採用人数の少ないスタートアップや個人事業では費用対効果が合わないことが多いです。

④ 自分のMacで画面録画する

面接の画面と音声を、自分のMac側で録画してしまう方法です。ホスト権限にもボットにも依存せず、相手のリンク・どのWeb会議ツールでも記録できます。録画自体は無料ではじめられ、あとはAIに議事録化させればよいので、4つのなかで最も身軽です。次章でこの手順を具体的に見ていきます。

【手順】Macで面接を録画→AIで議事録・評価メモ→Notionまで

ここからは、自分のMacで面接を記録し、評価メモとして使えるかたちにするまでの5ステップです。

STEP1 面接前に録画の同意・通知をとる(必須)

最初に、もっとも大切なステップです。録画はかならず候補者の同意を得てから行います。無断録画は信頼を損ない、トラブルのもとです。面接の冒頭で「記録と評価のために録画させていただいてもよろしいですか。採用選考以外には使用しません」と一言伝えるだけで十分です(詳しい伝え方と文言例は後半の注意点で解説します)。

STEP2 自分のMacで画面と音声を録画する

同意が取れたら、Macの画面録画を開始します。ここでのポイントは、候補者の声(PCから流れるシステム音声)と自分の声(マイク)の両方を録ること。片方だけだと議事録が成立しません。

Mac標準の画面収録(Shift+Command+5)は手軽ですが、仕様上マイクしか拾わず、相手の声(システム音声)が録れないという壁があります。録音アプリで仮想オーディオ(BlackHole等)を設定する手もありますが、設定が手間です。設定なしでマイクとシステム音声をまとめて録れるアプリを使えば、この一番つまずきやすい部分をスキップできます。

Macで画面と音声を録画するQurecoのUI。録画する画面・ウィンドウを選び、マイクとシステム音声を同時にキャプチャできる
Qureco Screen Recorder

STEP3 録画からAIで議事録・文字起こしを作る

録画が終わったら、その音声をAIに渡して文字起こし・議事録化します。手作業で書き起こす必要はありません。話者識別に対応していれば、「面接官の質問」と「候補者の回答」が分かれて出力されるので、後から読み返すのがぐっと楽になります。

STEP4 議事録を「評価メモ」に落とし込む

議事録ができたら、評価に必要な観点で要点を抜き出します。AIに「志望動機・退職理由・強み・懸念点を箇条書きで抜き出して」のように指示すれば、評価シートの下書きが一気にできあがります。観点(例: コミュニケーション/専門性/カルチャーフィット)をあらかじめ決めておくと、候補者間で同じ軸で比較でき、評価のブレを抑えられます。

STEP5 候補者ごとにNotionの採用DBへ保存・一元管理

最後に、録画・議事録・評価メモを候補者ごとにNotionの採用データベースへ保存します。「候補者名・ポジション・面接日・評価・次アクション」をプロパティにしておけば、面接が何件積み重なっても散らからず、同席できなかったメンバーともそのまま共有できます。Notionへの連携に対応したツールなら、議事録をワンクリックで採用DBに飛ばせます。

Notion上にAIが生成した議事録(要約・ノート・文字起こし)が整理されている様子
Notion

面接録画で評価が変わる——記録を「採用の資産」にする使い方

記録は「残すこと」自体が目的ではありません。採用の質を上げるために使ってこそ価値が出ます。

同席できなかった評価者が後から確認できる

全員の日程を面接に合わせるのは大変です。録画と議事録があれば、同席できなかった評価者が自分のタイミングで内容を確認でき、独立した目で評価できます。日程調整のボトルネックが減ります。

評価のブレ(主観バイアス)を減らす

「最後に話した人の印象が強い」「その日の気分で甘くなる」といった揺れは、記録があれば事実ベースで見直せます。同じ観点で複数候補者を並べて比較できるため、主観に偏らない採点に近づきます。

面接官の育成・質問の振り返りに使う

自分の面接を後から振り返ると、「ここはこう質問すべきだった」「意図が正しく伝わっていたか」が客観的に分かります。優秀な面接官の対応ログを教材として共有すれば、面接スキルの属人化を防ぎ、チーム全体の質を底上げできます。

録画前に必ず押さえる「同意・プライバシー」の注意点

便利だからこそ、ここは丁寧に。候補者の信頼を守るために、最低限おさえておきたいポイントです。

無断録画はNG。事前に伝えるべきこと

面接の録画・録音は、事前に同意を得るのが大前提です。人事メディアでも、許可なく録画すると企業の信頼問題に発展しうると繰り返し指摘されています(参考: エン株式会社 / HR NOTE)。伝えるべきことは、おおむね次の4点です。
  • 録画・録音すること、その利用目的(採用選考のための記録・評価)
  • 採用選考以外には使わないこと、第三者に提供しないこと
  • 録画に応じるかは任意であること
  • 個人情報・録画データの管理方法
伝え方の文言例:

「本日の面接は、評価の正確性と社内での共有のために録画させていただきます。記録は採用選考の目的のみに使用し、外部へ提供することはありません。録画に問題はございませんか?」

事前にメールでも一言添えておくと、より丁寧です。

録画データの保管とセキュリティ

面接の録画には個人情報が含まれます。データが外部に流出しないよう、保管場所とアクセス権を決めておきましょう。ローカル(自分のMac)に保存して必要な人だけがアクセスする、あるいは暗号化されたクラウドに保存するなど、自社のルールに沿った管理が大切です。

面接の記録を仕組み化するなら「Qureco」

ここまでの「自分のMacで録画 → AI議事録 → 評価メモ → Notion」を、設定の手間なく一本のフローにできるのが、Mac向け画面録画アプリ Qureco です。採用担当がぶつかる壁に、ちょうど噛み合います。
  • ホスト権限・ボット不要: 自分のMacで画面と音声を録るので、候補者のリンクでもどのWeb会議ツールでも記録できます。会議に参加者(ボット)を増やさないので、候補者に気を遣わせません
  • 設定不要: 仮想オーディオの設定なしで、マイク(自分の声)とシステム音声(候補者の声)を同時に録れます
  • 録画は無料・ウォーターマークなし: 録画機能は無料で時間無制限。まずは費用ゼロで始められます
  • AI議事録&Notion連携(Pro): 録画からAIが議事録を自動生成(話者識別対応)。評価観点で再生成もでき、そのままNotionの採用DBへ連携できます

専用のAI面接ツールほどの予算がなくても、今日から面接の記録を仕組み化できます。Proプランは初月無料・クレジットカード登録不要で試せるので、まずは次の面接から使ってみてください。

Qureco

Qureco Screen Recorder

Mac専用の高機能画面録画アプリ

録画して、議事録はAIに任せて、Notionに届いたら読むだけ。今なら初月無料で全ての機能を試せます。

初期設定不要ウォーターマークなしAI議事録生成Notion連携

まとめ

オンライン面接の記録でつまずく原因は、ホスト権限・ボット・コストという録り方の壁にありました。これらは「自分のMacで録る」という発想で、まとめて越えられます。

  • 録って: 候補者の同意を得たうえで、自分のMacで画面と音声を録画する
  • 議事録化して: AIに文字起こし・議事録化を任せる(話者識別で読みやすく)
  • 評価メモにして: 観点別に要点を抜き出し、同じ軸で候補者を比較する
  • Notionにためる: 候補者ごとに採用DBへ保存し、チームで共有する

この流れができると、面接中は候補者との対話に集中でき、評価は記録に基づいて公平になります。記録を「採用の資産」に変える第一歩として、次の面接からひとつずつ試してみてください。

この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。