オンライン商談を録画して議事録・営業メモを自動で残す方法【Mac・ホスト以外OK】

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オンライン商談を録画して議事録・営業メモを自動で残す方法【Mac・ホスト以外OK】

顧客が主催する Zoom 商談に参加したものの、自分の画面には録画ボタンが見当たらない。商談が終われば、うろ覚えの記憶を頼りに営業メモを書き、CRM に入力する——「予算感はいくらだったか」「次回までの宿題は何だったか」を思い出すのに、毎回15分は溶けている。1日に3本も商談があれば、この積み重ねは無視できません。

この記事では、まず「なぜ相手主催の商談だと自分の画面に録画ボタンが出ないのか」を会議ツールの仕組みから解きほぐし、ホスト権限がなくても自分の Mac で録画する方法、そして録画から AI 議事録・営業メモの生成、Notion への保存までを自動化する流れ を解説します。会議へのボット招待も、面倒な仮想オーディオ設定も必要ありません。商談ならではの「録音の許可をどう取るか」にも触れます。

なぜ相手主催の商談は自分の画面で録画できないのか

オンライン会議ツールの録画機能は、どれも ホストが主導して使う前提 で設計されています。あなたがゲスト(参加者)の立場だと、そもそもボタンが出ないことがほとんどです。主要3ツールの仕様を整理すると次のとおりです。
ツールゲスト(参加者)が録画するための条件
Zoomホストが事前に「レコーディングの許可」を付与しないと、参加者の画面に録画ボタンが出ない
Google MeetBusiness Standard 以上のプラン、かつ主催者と同じ組織が必須。外部ゲストには録画ボタンが構造的に出ない
Microsoft TeamsM365 ライセンス+IT管理者のポリシー許可+同組織が必要。ゲスト・外部参加者からは録画できない
商談では、この条件がさらに厳しく効いてきます。録画権限を持つホストは 相手(顧客)側 だからです。しかも現場では、こんなことが日常的に起きます。
  • 顧客に「録画させてください」と切り出すのが気まずい
  • 会議の直前に URL が送られてきて、事前のすり合わせができない
  • 相手の情報システム部門のポリシーで録画が一切禁止されている
  • 一度断られた相手に、もう一度頼みづらい
つまり、会議ツールの標準機能で「招待された側」が商談を録る道は、相手の権限設定と善意に依存している ということです。ここを自分でコントロールできないのが、営業にとっての一番のストレスでしょう。

商談を録るときの大前提 — 合意録音と無断録音は別物

具体的な方法に入る前に、商談ならではの大切な前提を1つ。「合意録音」と「無断録音」はまったくの別物 として扱ってください。
日本の法律上、自分が当事者として参加している会話を録音すること自体は、一般に違法ではないとされています(最高裁判所の判例があります)。とはいえ商談は、法律以前に ビジネスマナーと相手企業のセキュリティポリシー が効く場です。黙って録るのは、信頼関係の面でも避けたいところです。

実は、許可を取るのはそれほど難しくありません。商談の冒頭5秒に、目的を添えて一言挟むだけです。

「より正確に記録を残して、次回のご提案に活かしたいので、本日の商談を録画させていただいてもよろしいでしょうか」

ポイントは「記録の正確さのため」「あなたへの提案の質を上げるため」という相手側のメリットを目的として先に置くこと。これだけで断る理由がぐっと減ります。事前にカレンダー招待の備考欄やリマインドメールに一文添えておくと、当日の切り出しもスムーズです。

ここで覚えておきたいのが、商談では「録られている感」を相手に与えたくない場面が多いという点です。次に紹介する録画方法は、この「合意は取りつつ、相手を身構えさせない」を両立しやすい形になっています。

解決の方向性は2つ

整理すると、相手主催の商談を記録する選択肢は、次の2つに集約されます。

解決策メリットデメリット
ホストに合意録音を依頼する公式機能で録れる、録画が相手とも共有される相手の対応次第、断られる/言いづらい、直前だと間に合わない
自分の Mac で録画する相手の権限に依存しない、毎回同じ手順、相手画面に通知が出ない録画ファイルは自分で管理する必要がある
どちらも一長一短ですが、商談の現場では 「まず依頼を試みる → 言いづらい・間に合わないなら自分の Mac で録る」 の二段構えが現実的です。前者は前章のトークで十分カバーできるので、ここからは後者の「自分の Mac で録る」を具体的に見ていきます。

自分の Mac でオンライン商談を録画する

自分の端末で録画する方法は、相手の権限設定にも、相手企業のポリシーにも依存しない、最も汎用的な手段です。Mac には大きく3つのアプローチがあります。

Mac 標準の画面収録で録る

Mac には標準で画面収録機能が備わっています。

  1. Shift + Command + 5 を押す
  2. 表示されたツールバーで収録範囲(画面全体/一部)を選ぶ
  3. 「収録」ボタンを押す
無料で追加インストールも不要なので、まず試しやすい方法です。ただし、商談では致命的な落とし穴があります。Mac の標準機能は、内部音声(相手の声=会議から流れてくる音)を直接録れません。録れるのは自分のマイクの音だけです。これでは「自分が何を話したか」しか残らず、肝心の顧客の発言が記録できません。

内部音声を録るには「仮想オーディオ」設定が必要

相手の声まで含めて録るには、BlackHole などの「仮想オーディオドライバ」を別途インストールし、Mac の音声をルーティングする設定が必要になります。流れだけ書くと、こうなります。
  1. BlackHole を Homebrew などで導入する
  2. Mac の「Audio MIDI 設定」で「複数出力装置」を作成する
  3. 出力先に BlackHole と通常のスピーカーの両方を設定する
  4. 録画アプリの音声入力を BlackHole に切り替える

文字にするとシンプルですが、初めての人にはなかなか手強い設定です。商談の5分前に設定し始めて動かず、結局その日は録れなかった——という事態は、できれば避けたいところです。

設定不要で内部音声まで録れる Mac アプリ: Qureco

仮想オーディオの設定をまるごとスキップできる選択肢が、Qureco です。Mac 専用の画面録画アプリで、インストールしただけで、自分のマイクと Mac の内部音声(相手の声)の両方を録れる ようになっています。Zoom / Meet / Teams のプランやホストの権限設定には一切依存しません。
Qureco の録画画面(マイクと内部音声を同時にキャプチャ)
Qureco 公式サイト

商談で使うときのポイントをまとめると、次のとおりです。

  • 仮想オーディオ設定なしで、相手の声を含めて録れる
  • 録画時間無制限・ウォーターマークなし(無料版でも)
  • 自分の Mac で録っているだけなので、会議の参加者リストや相手の画面に録画通知は出ない
  • 会議ツールが無料プランでも、相手がホストでも関係なく録れる
会議に ボット(AI の参加者)が現れない ので、相手を身構えさせずに済みます。前章のとおり冒頭で合意を取っておけば、「録られている感」を出さずに記録できるわけです。ダウンロードは無料です。
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録画 → AI議事録 → 営業メモ・Notion保存までを自動化する

商談を録画できるようになっても、本当に困るのはその先です。録画ファイルは溜まるのに、見返す時間がない。30分の商談を後から動画で見直すことは、現実にはほとんどありません。録画を「営業の資産」にするには、文字起こし → 要点の整理 → 保存先(Notion や CRM)への転記までを、できるだけ手をかけずに走らせたいところです。

AI 議事録の方式は、大きく3つに分かれます。

方式強み商談での弱み
ボット参加型tl;dv、Otter、Notta、amptalk完成度の高いSaaS、話者識別、SFA連携相手画面に「Bot」が表示される、組織契約・高額になりがち、ゲストでは呼べないことも
後からアップロード型ChatGPT、各種文字起こしSaaS手元の録音から始められる録画→アップロード→整形→転記と手作業が残る
ネイティブ録画型Qurecoボット不要、録画と議事録が同じアプリで完結macOS 限定
商談で相手に身構えられたくない、かつ高額な組織契約は重い——という個人営業にとっては、ネイティブ録画型が現実解になります。Qureco の Pro プランを使うと、録画 → AI 議事録の自動生成 → Notion へのワンクリック保存 までを1つのアプリで通せます。
Qureco から Notion に議事録を送る画面
Qureco 公式サイト

商談での具体的なフローは、次のようになります。

  1. 商談が始まる前に Qureco で録画を開始(メニューバーから、または Cmd + Shift + R
  2. 冒頭で合意の一言を添え、商談をいつも通り進める
  3. 商談後、録画ライブラリから対象を選んで AI 議事録を生成
  4. 接続済みの Notion ワークスペースとデータベースを選んで保存

AI 議事録はテンプレートをカスタマイズできるので、商談用に「要点 / 予算感 / 決裁プロセス / 次回アクション」のような項目を決めておくと、毎回同じフォーマットの営業メモが手間なく揃います。話者識別にも対応しているため、「自分の発言」と「顧客の発言」を分けて振り返れます。Notion に集約しておけば、そこから Salesforce や HubSpot などの CRM へ要点を転記するのも、記憶ベースで書くより圧倒的に速く正確です。

Pro プランは月額 ¥980(早期価格)ですが、初月無料・クレジットカード登録なし で試せます。午後の商談1本で「録画から議事録・転記まで自分のフローに合うか」を判断できるので、まずは1件試してみるのがおすすめです。
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よくある質問

Q1: 相手に無断で商談を録画するのは問題ないですか?

日本の法律上、自分が当事者として参加している会話を録音すること自体は違法ではない とされています(判例があります)。ただし商談はビジネスマナーと相手企業のポリシーが効く場なので、冒頭で「記録のため録画させていただきます」と一言添える合意録音が安全です。無断録音と合意録音は別物、というスタンスを持っておくと、後のトラブルを避けやすくなります。

Q2: ボット型の商談記録ツールを使うのと何が違いますか?

ボット型(amptalk、tl;dv、Otter など)は完成度が高く SFA 連携も充実していますが、商談画面に「AI の参加者」が表示されるため、相手が身構えたり、録られている印象が強く出たりします。また組織契約・月額が高くなりがちです。自分の Mac で録るネイティブ録画型なら、相手画面にボットも通知も出ず、個人で無料から始められます。商談に第三者の存在感を持ち込みたくない場合に向いています。

Q3: 録画した商談を CRM(Salesforce / HubSpot)に残すには?

Qureco 自体は CRM への直接連携ではなく、AI 議事録を Notion に保存する形です。実務では「AI 議事録で要点を整える → Notion に保存 → そこから CRM の活動履歴に要点を転記」という流れがスムーズです。記憶を頼りに白紙から書くのに比べ、AI がまとめた要点をベースにできるので、入力時間と記載漏れを大きく減らせます。

Q4: 対面の商談でも使えますか?

Qureco には画面キャプチャなしの 音声のみ録画モード があります。対面商談では Mac のマイクで会話を録音し、同じように AI 議事録を生成できます。オンライン・対面のどちらでも、録音から議事録までの流れを統一できます(対面でも合意の一言は忘れずに)。

Q5: 録画ファイルが溜まって Mac の容量を圧迫しませんか?

商談の録画は1時間あたり数百MB〜1GB程度になるため、ローカル保存だけだとすぐ容量を圧迫します。Qureco の Pro プランは 30GB のクラウドストレージ込みで、録画後の自動クラウド保存にも対応しています。案件単位でフォルダを分け、古い録画を定期的に整理する運用とあわせると安心です。

まとめ — 相手主催の商談でも、記録は自分の側で仕組みにできる

最後に要点を振り返ります。

  • 会議ツールの録画は ホスト主導の権限設計。商談では相手が主催なので、ゲストの画面に録画ボタンが出ないことが多い
  • 録音は 合意録音が大前提。冒頭5秒に目的を添えた一言で、許可は十分取れる
  • ホストへの依頼が難しい場面では、自分の Mac で録画する のが汎用的な解決策
  • Mac 標準の画面収録は手軽だが、内部音声(相手の声)を録るには仮想オーディオ設定が必要
  • 設定を回避したいなら Qureco のような専用アプリで、内部音声まで含めて録れる
  • 録画を営業の資産にするには、録画 → AI 議事録 → Notion 保存 をボットなしで通せる構成が現実的

次の商談で「録画ボタンが出ない」に詰まったときは、無理に相手へ詰め寄る前に、合意の一言を添えて自分の Mac 側で録っておけば、商談後のメモと CRM 入力がぐっと楽になります。Qureco なら、午後の商談1本で「録画から Notion 保存まで」の感触を確かめられます。

Qureco

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この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。