ChatGPTで議事録を作るプロンプト集【コピペOK・会議タイプ別/文字起こしの準備まで】

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ChatGPTで議事録を作るプロンプト集【コピペOK・会議タイプ別/文字起こしの準備まで】

会議が終わるたびに、ChatGPTに文字起こしを貼って「うーん、もう少しこうして…」とプロンプトを書き直していませんか。

出力が毎回ブレる。決定事項とToDoが混ざる。担当や期限が抜ける。そのたびに指示を足して、また貼り直して——。「ChatGPTで議事録は作れる」はずなのに、結局その調整に時間を取られている、という人は少なくありません。

必要なのは、コピペするだけで毎回そろう「型」です。

この記事では、会議タイプ別にコピペできるプロンプトをまとめました。さらに多くの記事が一言で済ませている「ChatGPTに貼る“前”の文字起こしをどう用意するか」と、「作った議事録をどこに保存するか」まで、実務で回るフロー全体を解説します。Macユーザーなら、ここまで通して初めて議事録づくりがラクになります。

ChatGPTで議事録を作る2つのルート

プロンプトの前に、全体像を10秒で押さえておきましょう。ChatGPTで議事録を作るルートは、実は2つあります。

ルートA|文字起こしテキストを貼ってプロンプトで整える(全プラン・全OS)

いちばん汎用的なのが、会議の文字起こしテキストをChatGPTに貼り付け、プロンプトで議事録に整えてもらう方法です。プランやOSを問わず使えます。

ポイントは、先に「文字起こしテキスト」が必要だということ。ChatGPT(テキスト入力)は基本的に音声ファイルを直接読み込んで議事録にはしてくれないので、録音した音声をどこかで文字に起こす工程が必ず挟まります。この記事のプロンプト集は、主にこのルートA向けです。

ルートB|ChatGPT Record Modeで録音から要約まで(Mac+有料限定)

2025年に登場した「Record Mode(録音モード)」を使うと、ChatGPTが録音 → 文字起こし → 要約までをまとめて行ってくれます。

ただし制約があります。現時点ではmacOSのデスクトップアプリ、かつ有料プラン限定で、Web版・Windows版・スマホアプリでは使えません。Macユーザーには朗報ですが、話者の振り分け(誰の発言か)や、議事録をNotionなど決まった置き場へ保存する動線は弱く、これ単体で運用が完結するとは限りません。
つまり、多くの人にとって主役は今もルートA。次章から、そのコピペプロンプトを見ていきます。

まずこれ|万能の基本プロンプト(コピペOK)

会議タイプを問わず使える基本の型です。これさえ保存しておけば、たいていの議事録はカバーできます。

あなたは優秀な議事録作成担当です。
以下の【文字起こし】をもとに、【制約条件】に従って【出力形式】の議事録を作成してください。

会議に参加できなかったメンバーが、5分で内容と次にやることを把握できるようにする。

# 制約条件
- 「えー」「あのー」などのフィラーや言い直しは除去し、要点だけ残す
- 「決定事項」と「ToDo(ネクストアクション)」を必ず分けて書く
- ToDoは「担当者・内容・期限」を必ずセットにする。発言に含まれていなければ「(要確認)」と明記する
- 事実が不明な点は推測で埋めず「(議事録上は不明)」と書く
- 文体は「です・ます調」で簡潔に

# 出力形式
■ 会議名/日時
■ 参加者
■ 議題ごとの要点(議題→議論→結論)
■ 決定事項(箇条書き)
■ ネクストアクション(担当者:内容:期限 の形式)
■ 次回までの宿題・持ち越し事項

【文字起こし】
(ここに文字起こしテキストを貼り付け)

なぜこの型が効くのか

ChatGPTの議事録プロンプトは、突き詰めると 「目的・制約条件・出力形式」の3点を埋めるだけ です。
  • 目的: 「誰のために・何のために」を決めると、AIが情報の取捨選択をしてくれる
  • 制約条件: 「決定事項とToDoを分ける」「推測で埋めない」など、外してほしくないルールを明示する
  • 出力形式: 見出しの並びを指定すると、毎回同じ構造で出力される=ブレなくなる

「いい感じにまとめて」だけだと出力が毎回変わるのは、この3点が抜けているからです。逆に言えば、この3点さえ固定すれば再現性が一気に上がります。

会議タイプ別プロンプト集(コピペOK)

基本プロンプトをベースに、会議タイプごとに「制約条件」と「出力形式」を最適化したものです。使うシーンに合わせてコピペしてください。

定例・進捗会議

進捗会議は「誰が・何を・いつまでに」が命です。決定事項とアクションを表で整理させます。

以下の【文字起こし】から、進捗会議の議事録を作成してください。

# 出力形式
1. 会議名/日時/参加者
2. 各メンバーの進捗報告(担当者ごとに:完了したこと/進行中/詰まっている点)
3. 決定事項(箇条書き)
4. ネクストアクション(以下の表形式)
   | 担当者 | やること | 期限 |
5. 詰まっている課題と、その対処方針

# 制約条件
- 担当者・期限が発言にない項目は「(要確認)」と明記する
- 進捗の「遅れ」や「ブロッカー」は省略せず必ず拾う

【文字起こし】
(ここに貼り付け)

商談・打ち合わせ

商談は、決定事項だけでなく「顧客の要望」「こちらの宿題」「相手の温度感」を残すと後から効きます。

以下の【文字起こし】から、商談メモを作成してください。

# 出力形式
1. 商談相手/日時/参加者
2. 相手の課題・要望(発言ベースで具体的に)
3. 当社から提示・回答した内容
4. 合意事項
5. 次回までのネクストアクション(当社側/先方側に分けて:担当:内容:期限)
6. 受注に向けた懸念・ネック(あれば)

# 制約条件
- 金額・納期・条件など数値は原文のまま正確に記載する(推測しない)
- 相手の発言と当社の発言を取り違えない

【文字起こし】
(ここに貼り付け)

ブレスト・アイデア出し

ブレストは「結論」より「出たアイデアを失わないこと」が大事。発散した意見をテーマ別に束ねさせます。

以下の【文字起こし】は、ブレインストーミングの記録です。
出たアイデアを失わないように整理してください。

# 出力形式
1. テーマ/日時/参加者
2. 出たアイデア一覧(テーマ・観点ごとにグルーピングして箇条書き)
3. 特に有望そうなアイデア(理由つきで3つまで)
4. 今後の検討事項・宿題

# 制約条件
- 少数意見やボツ寄りのアイデアも削らずに残す
- 結論を無理に作らない。決まっていないことは「未決」と書く

【文字起こし】
(ここに貼り付け)

1on1・面談

1on1は機微な情報を含みます。要点と次アクションに絞り、評価や個人的な話は最小限にとどめる指定が安全です。

以下の【文字起こし】から、1on1のメモを作成してください。

# 出力形式
1. 実施日/対象者
2. 話したテーマ
3. 本人の状況・困っていること(事実ベースで簡潔に)
4. 合意したこと・サポートする内容
5. 次回までのアクション(本人/マネージャーそれぞれ:内容:期限)

# 制約条件
- 評価につながる主観的な断定は書かない
- センシティブな個人的事情は要点のみとし、詳細は記載しない

【文字起こし】
(ここに貼り付け)
1on1の記録をボットを呼ばずに残して継続管理する方法は、1on1の記録をボットなしで残す方法でも詳しく扱っています。

議事録から“もう一歩”使えるプロンプト

議事録ができたら、同じ素材から共有物を一気に作れます。議事録を出力したチャットに、続けて投げてください。

共有用メールに変換する
今作った議事録を、社内共有用のメール文面に変換してください。
- 件名を付ける
- 冒頭3行で「決定事項」と「各自のToDo」だけ先に伝える
- 詳細は本文に箇条書き
- ビジネスメールとして丁寧すぎない自然なトーンで
タスク表に変換する
今作った議事録のネクストアクションを、以下の表だけ抜き出して出力してください。
| 担当者 | やること | 期限 | ステータス(未着手) |
このタスク表を、そのままNotionのタスクDBに貼り付ければタスク管理につながります。議事録からアクションアイテムを切り出してNotionで「動くタスク」にする設計は、会議の議事録からタスクを自動で切り出してNotionに登録する方法で具体的に解説しています。

【ここが肝心】ChatGPTに貼る「前」の文字起こしをどう用意するか

ここまでのプロンプトは、すべて「文字起こしテキストが手元にある」前提です。そして実務でいちばん手間がかかり、品質を左右するのが、まさにこの前工程の文字起こしです。多くの記事が「会議ツールの機能か専用ツールで」と一言で済ませてしまう部分を、正直に掘り下げます。

文字起こしの3つの入手方法と落とし穴

方法コスト落とし穴
会議ツール標準(Zoom/Teams等の文字起こし)追加費用なしのことが多い日本語精度がばらつく。プランや権限で使えないことがある
手作業で書き起こす無料1時間の会議に数時間。現実的でない
専用の文字起こしアプリ無料〜有料ツールによって精度・話者識別・対応シーンに差
無料で済ませたい場合の最短ルートはMacで会議を自動文字起こしする方法に、ツール選びは会議の自動文字起こしツール比較にまとめています。

「誰の発言か」問題:話者ラベルがないとChatGPTも推測しかできない

意外と見落とされがちなのが、これです。元の文字起こしに「誰が話したか」の情報が無いと、ChatGPTも誰の発言かを推測で埋めるしかありません。 その推測がずれると、「Aさんの宿題」が「Bさんの宿題」になってしまう。
つまり、いいプロンプトを書く以前に、話者が分かれた文字起こしを渡せるかどうかが議事録の精度を決めます。ここはプロンプトの工夫では埋めきれない、素材側の問題です。

ホスト権限がない会議は、録画ボタンすら出ない

さらに、相手が主催するオンライン会議では、そもそも録画・文字起こしのボタンが出ないことがよくあります。ZoomやMeet、Teamsは「主催者の許可」や「同じ組織・特定プラン」が録画の条件になっているためです(詳しくはZoomをホスト以外で録画する方法)。
会議ツール側で録れないなら、自分のMac側で録ってしまうのが現実解です。自分の端末で録画すれば、ホスト権限も相手への確認も要らず、話者の分かれたきれいな文字起こしの素材が手に入ります。
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精度を上げるコツと、やってはいけないこと

プロンプトと文字起こしが揃ったら、最後に品質と安全性のチェックポイントです。

精度を上げる4つのコツ

  1. 目的を必ず書く: 「欠席者向け」「上司への報告用」など、読む人を指定すると要約の粒度が安定する
  2. 出力形式を固定する: 見出しの並びを毎回同じにすると、出力がブレなくなる
  3. フィラー除去はAIに任せる: 「えー」「あのー」は文字起こしに残っていてOK。プロンプトで「除去して」と指定すれば消えます
  4. 長い会議は分割するか、先に要約させる: ChatGPTは一度に入れられる量に上限があります。1〜2時間(おおむね数千〜1.5万字)を超えそうなら、前半・後半に分けて議事録化し、最後に統合させると安定します

情報漏洩を防ぐ

会議には社外秘や個人情報が含まれます。ChatGPTに貼る前に、最低限ここを押さえます。

  • 学習に使わせない設定にする: 設定からチャット履歴のモデル学習利用をオフにする(または学習に使われないプランを使う)
  • 固有名詞をマスキングする: 社名・個人名・金額を「A社」「X氏」などに置き換えてから貼る
  • 社内ルールを確認する: そもそも生成AIに会議内容を入れてよいか、会社の方針を先に確認する
会議にツールを呼ぶこと自体に抵抗がある場合の選択肢は、会議にボットを呼ばずに議事録を作る方法も参考にしてください。

ハルシネーション前提で、固有名詞・数値・期限は必ず原文照合

ChatGPTは、もっともらしい嘘(ハルシネーション)を出すことがあります。特に固有名詞・数値・担当者名・期限は、必ず元の文字起こしと照合してください。プロンプトに「不明な点は推測せず(要確認)と書く」と入れておくと、AIの作り話をかなり減らせます。

ChatGPT議事録の「得意・苦手」

観点得意苦手(人の確認が必要)
要約・構造化◎ 長文を見出し付きで整理
フィラー除去◎ 自動で除去
話者の特定△ ラベルがあれば可× ラベルが無いと推測
固有名詞・数値× 作り話のリスク。要照合
音声の直接処理×テキスト入力は要・事前文字起こし

プロンプトすら不要にする:録画→AI議事録→Notionの一気通貫(Qureco)

Qureco Screen Recorderのメイン画面
Qureco Screen Recorder

ここまで読んで、「プロンプトより、そもそも文字起こしの準備が面倒」と感じた方も多いはずです。そこを丸ごと引き受けるのが Qureco Screen Recorder です。

  • Macで動く画面録画アプリ: 仮想オーディオの設定も不要。インストールした瞬間から録画できる
  • 話者識別つきのAI議事録を自動生成: 録画から、誰の発言かを分けた文字起こしと議事録を生成。ChatGPTに渡す“素材の質”がそのまま上がる
  • Notion連携はワンクリック: 議事録と録画URLをそのままNotionへ。保存先に悩まない
  • bot同席なし・プランの壁なし: 自分の端末で録るので、会議にツールを呼ばず、相手の権限にも縛られない
ChatGPT派の人は、Qurecoで作った話者つきの文字起こしを、この記事のプロンプトに貼るのがおすすめです。素材がきれいになるだけで、出力の精度は驚くほど変わります。「プロンプトを書くのすら面倒」という人は、Quereco側のAI議事録テンプレートで、録画からNotion保存まで一気通貫にしてしまえば、そもそもプロンプトを書く必要がなくなります。

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まとめ

ChatGPTの議事録づくりを安定させるポイントは、3つでした。

  • プロンプトは「目的・制約条件・出力形式」の3点を固定する。基本プロンプトと会議タイプ別をコピペすれば、出力は毎回そろう
  • 品質を決めるのは、貼る“前”の文字起こし。特に話者ラベルが無いと、ChatGPTは誰の発言かを推測するしかない
  • 情報漏洩とハルシネーションは前提として対策する。固有名詞・数値・期限は必ず原文照合する

裏を返せば、話者の分かれたきれいな文字起こしさえ用意できれば、あとはコピペしたプロンプトに貼るだけ。まずはこの記事の基本プロンプトを保存して、次の会議の文字起こしを貼ってみてください。そして「文字起こしの準備が毎回しんどい」と感じたら、録画から話者つきで作ってしまうのが、いちばんの近道です。

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この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。