会議の議事録からタスクを自動で切り出してNotionに登録する方法

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会議の議事録からタスクを自動で切り出してNotionに登録する方法

会議が終わるたびに、議事録を上から読み返して「これは誰の宿題だっけ」とNotionのタスクに手で打ち込んでいませんか。

打ち込んでいるうちに、別の会議が始まる。後回しにすると、翌週「あれ、どうなった?」が発生する。会議の数だけ、この転記作業と拾い漏れが積み上がっていきます。

実は、この手転記と漏れは仕組みでほぼ無くせます。会議を録画しておけば、AIが議事録と一緒に「やること(アクションアイテム)」を抽出してくれるからです。

この記事では、議事録からアクションアイテムを切り出して、Notionの「動くタスク」にするまでの最短ルートを解説します。Notion AIのプラン制限に引っかからず、会議にbotを呼ばずに、Macだけで完結させる現実的な方法を紹介します。

なぜ会議のタスクは「漏れる」のか

仕組みを変える前に、なぜタスクが漏れるのかを整理しておきましょう。原因はだいたいこの3つに集約されます。

「決定事項」と「ToDo」を混同している

議事録でいちばん混ざりやすいのが、決定事項とToDoです。

決定事項ToDo(アクションアイテム)
意味会議で合意されたことこれから誰かが実行すること
来月から新フローで進める田中が新フローの手順書を作る
状態すでに確定まだ実行されていない
タスク化不要必要(担当・期限つき)

この2つを同じ「メモ」として並べて書くと、ToDoが決定事項の文章に埋もれます。読み返したときに「これはやることだっけ、それとも決まったことの説明だっけ」と判別がつかず、結果として拾い漏れる。タスク漏れの根っこは、たいていこの混同です。

アクションアイテムに「誰が・何を・いつまでに」が揃っていない

切り出せたとしても、アクションアイテムは3つの要素が揃って初めて動きます。

  • 誰が: 担当者
  • 何を: 具体的な行動
  • いつまでに: 期限

「資料、確認しておきます」のように担当も期限も曖昧なまま議事録に残ると、誰も自分ごととして拾いません。「★田中:見積もり資料を修正して金曜までに代理店へ送付」のように、3要素が揃って初めてタスクとして機能します。

議事録とタスク管理が「別の場所」にある

議事録はNotion、でもタスクは頭の中か別のアプリ——この分離が、転記の手間と漏れを生みます。

会議直後に「あとでまとめて転記しよう」と思った時点で、漏れる確率は上がります。議事録とタスクが同じNotionの中でつながっていれば、転記そのものが要らなくなります。

議事録からアクションアイテムを切り出す3つのやり方

では、議事録からアクションアイテムをどう切り出すか。現実的な選択肢は3つあります。

やり方1: 手動で議事録に「アクションアイテム欄」を作る(基本)

いちばん確実なのは、議事録テンプレートに最初から「決定事項」と「アクションアイテム」の欄を分けて用意しておく方法です。

会議中、ToDoが出るたびにアクションアイテム欄に「誰が・何を・いつまでに」を書く。Notionの議事録テンプレートを使えば、毎回ゼロから作らずに済みます。

確実な一方で、会議に集中しながら書き分けるのは意外と難しく、手間も残ります。「進行しながらメモも完璧に」は、現実にはなかなか続きません。

やり方2: Notion AI ミーティングノートで自動抽出する

Notionには、会議の文字起こし・要約・アクションアイテム抽出までをまとめて行う「AI ミーティングノート」機能があります。録音さえすれば、AIが「これは田中さんが来週までに」といった発言をToDoとして拾い、リスト化してくれます。

非常に強力ですが、ひとつ大きな前提があります。このAI抽出機能は、Notionのビジネスプラン以上が必要だという点です。無料プランやPlusプランのユーザーが記事の通りに操作しても、同じことはできません。
「Notion AIで全部できる」という解説は多いものの、自分のプランで現実的に使えるかは別問題、というのは正直に知っておきたいところです。Notion AIの議事録機能の全体像はこちらの記事で整理しています。

やり方3: 録画 → AI議事録 → アクションアイテム を端末側で完結させる

3つめは、会議を自分の端末で録画しておき、その録画からAIに議事録とアクションアイテムを生成させる方法です。

この方法の利点は、Notionのプランにもbotの同席にも縛られないことです。
  • 相手主催の会議でホストの録画許可が下りなくても、自分のMacで録画できる
  • 会議に第三者の議事録botを呼ぶ必要がないので、相手に気を遣わせない
  • 抽出したアクションアイテムと議事録を、そのままNotionへ送れる

3つのやり方を整理すると、こうなります。

やり方自動抽出必要な前提向いている人
手動でアクション欄なし(手書き)テンプレートのみ会議数が少ない人
Notion AI 抽出ありNotionビジネスプラン以上全社でNotion課金済みの組織
録画→AI議事録あり録画アプリ(Mac)プランやbotに縛られず使いたい人

「Notionのプランは上げたくない」「会議にツールを呼びたくない」なら、3つめが現実解になります。

Notionでアクションアイテムを「動くタスク」にする設計

抽出はゴールではありません。切り出したアクションアイテムを、Notionの中で「実際に回るタスク」にする設計が必要です。

タスクDBを用意してリレーションでつなぐ

Notionで「議事録DB」と「タスクDB」を別々に作り、リレーションでつなぎます。

  • 議事録DB: 会議ごとに1ページ(日付・参加者・決定事項・録画URL)
  • タスクDB: アクションアイテム1件ごとに1行(担当・期限・ステータス)
  • 両者をリレーションで紐づけ、「この会議から出たタスク」を辿れるようにする
こうしておくと、タスクから「どの会議で決まったか」を逆引きでき、背景が分からないまま放置されるタスクが減ります。DBの設計や運用ルールを本格的に整えたい場合は、Notionで議事録を管理する方法(チーム向けDB設計)で詳しく解説しています。

担当・期限・ステータスのプロパティを揃える

タスクDBには、最低限この3つのプロパティを用意します。

  • 担当: 人物プロパティで@メンション
  • 期限: 日付プロパティ
  • ステータス: 未着手 / 進行中 / 完了

先ほどの「誰が・何を・いつまでに」が、そのままプロパティに対応します。プロパティとして持たせることで、「今週が期限のタスクだけ」「自分の担当だけ」といった絞り込みができるようになります。

抽出された生ToDoを整える3ステップ

ここが、多くの記事が飛ばしているポイントです。AIが抽出したアクションアイテムは、そのままだと粒度が荒かったり、担当・期限が空だったりします。AI任せにせず、最後に人が10秒だけ整えます。

  1. 担当を@メンションする: 「誰が」を確定させる
  2. 期限を入れる: 「いつまでに」を入れる
  3. 粒度を分割する: 「資料を作って共有」が大きすぎるなら「ドラフト作成」「レビュー依頼」に分ける

AIが出した生のToDoと、整えた後のタスクを比べると、動くかどうかの差は歴然です。

項目AI抽出のまま10秒整えた後
内容資料の件、対応する見積もり資料を修正して代理店へ送付
担当(空欄)@田中
期限(空欄)5/30(金)
動くか誰も拾わないその日に着手される

抽出はAIに任せ、仕上げの3ステップだけ人がやる。これが、タスクが実際に回る分かれ目です。

録画からNotionタスク化まで一気通貫にする(Qureco)

Qureco Screen Recorderのメイン画面
Qureco Screen Recorder

ここまでの「録画 → AI議事録 → アクションアイテム → Notion」を、Mac上で一気通貫に動かせるのが Qureco Screen Recorder です。

  • Macで動く画面録画アプリ: 仮想オーディオ設定も不要。インストールした瞬間から録画開始
  • AIが議事録を自動生成: 録画から議事録を生成し、決定事項やアクションアイテムも整理できる
  • Notion連携はワンクリック: 議事録と録画URLをそのままNotionのDBへ送れる
  • bot同席なし・プランの壁なし: 自分の端末で録画するので、会議にツールを呼ばず、Notionのプランにも縛られない

相手主催の会議でも、自分のMacで録画しておけば、会議が終わった頃には議事録とアクションアイテムの素材ができています。あとはNotionで担当と期限を整えるだけ。手転記の往復が、まるごと消えます。

無料版でも録画は時間無制限・ウォーターマークなしで使えます。AI議事録とNotion連携を含むProプランも、初月無料・クレジットカード登録なしで試せます。

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まとめ

会議のタスクが漏れる原因は、突き詰めるとこの3つでした。

  • 「決定事項」と「ToDo」を混同している
  • アクションアイテムに「誰が・何を・いつまでに」が揃っていない
  • 議事録とタスク管理が別の場所にある
逆に言えば、録画さえしておけばアクションアイテムの抽出は自動化でき、あとは担当・期限を整えてNotionのタスクDBに流すだけで、手転記も拾い漏れもなくなります。Notion AIのプランやbotの同席に縛られたくないなら、録画起点のフローがいちばん身軽です。

まずは次の会議を録画して、AIが出したアクションアイテムを1件、Notionのタスクに落としてみてください。その1件が動き出せば、もう手転記には戻れなくなるはずです。

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この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。