Notion APIキーの取得方法【図解・つまずき回避】

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Notion APIキーの取得方法【図解・つまずき回避】
連携ツールの設定画面や解説記事で「Notion APIキーを入力してください」と言われたものの、その"キー"が一体どこにあるのか分からない。Notionの設定をひと通り探しても、それらしい項目が見当たらない——そんな状態でこのページにたどり着いたのではないでしょうか。
Notion APIキーの取得は、場所さえ分かればクリックだけで完了します。エンジニアでなくても、料金もかかりません。ただ、ひとつだけ落とし穴があります。せっかくキーを取得しても、ある作業を忘れると「権限エラーで何も動かない」状態になること。実際、つまずく人の大半がここで止まります。
この記事では、Notion APIキー(正式には「インテグレーションのトークン」)の取得手順を最新のNotion画面に沿って解説し、あわせてその「権限エラーで動かない」も先回りでつぶします。流れは ①インテグレーションを作る → ②トークンをコピーする → ③使いたいデータベースに接続する の3ステップ。読み終わるころには、キーが手に入って、ちゃんと「使える状態」になっているはずです。
その前に、ひとつだけ。 もしあなたがここに来た目的が「会議の議事録をNotionに自動で残したい」なら、APIキーを取って自分で組む以外の方法もあります。どのやり方が自分に合うかはNotion APIで議事録を投稿するには?ノーコード・直接実装・アプリ完結の3ルート比較で詳しく比較しているので、先にそちらを読んで「自分はそもそもAPIキーが必要か」を見極めるのがおすすめです。

「議事録以外も自動化したい」「自分でAPIを使ってみたい」という方は、このまま読み進めてください。APIキーの取得を最後まで迷わず終わらせます。

そもそも「Notion APIキー」とは?=インテグレーションのトークン

手順に入る前に、用語をひとつだけ揃えさせてください。ここがズレていると、設定画面で「APIキーなんて項目どこにもない」と迷子になります。

Notionには「APIキー」という名前のメニューは存在しません。Notionが正式に呼んでいるのは 「インテグレーション(コネクト)のトークン」 です。つまり、
Notion APIキー = インテグレーションを作ると発行されるトークン(鍵)

と読み替えれば、迷いません。外部のツールやコードがあなたのNotionにアクセスするための「合鍵」が、このトークンです。

インテグレーションには2種類あります。

種類用途どっちを選ぶ?
内部インテグレーション(Internal)自分のワークスペース内だけで使う個人の自動化・連携ならこっち
公開インテグレーション(Public)不特定多数に配布するアプリを作る外部配布アプリを開発するエンジニア向け
「Notionの議事録DBに自動でデータを入れたい」「ZapierやMakeと繋ぎたい」といった自分のための自動化なら、選ぶのは内部インテグレーション一択です。この記事も内部インテグレーション前提で進めます。
なお、発行されるトークンは ntn_ で始まる長い英数字の文字列です(2024年9月以降に作られたもの。それ以前の secret_ で始まる既存トークンもそのまま有効です)。これがパスワード代わりの大事な鍵になる、とだけ覚えておいてください。
Notion APIで「そもそも何ができるのか」をまだ押さえていない方は、先にNotion APIとは?できること・使い方をやさしく解説を読むと、この先の手順の意味がつかみやすくなります。

取得の全体像は3ステップ

細かい手順に入る前に、ゴールまでの地図を見ておきましょう。Notion APIキーを「使える状態」にするには、3つのステップがあります。

ステップやること所要時間忘れると…
① 作成インテグレーションを新規作成する1〜2分キー自体が手に入らない
② 取得トークン(APIキー)をコピーする30秒連携ツールに貼る鍵がない
③ 接続使いたいDB/ページにインテグレーションを接続する1分権限エラーで何も動かない
Notion APIキー取得の3ステップ:作成→取得→接続の流れ図
ポイントは、多くの記事や読者が①②で「取れた!」と満足してしまい、③を忘れること。ところがNotionは、トークンを発行しただけでは、そのトークンにどのページも見せてくれません。③まで終えて、初めて「APIから読める・書ける」状態になります。

ここを意識しながら、順番に進めましょう。

ステップ1〜2|インテグレーションを作ってトークンを取得する

まずは①作成と②取得です。ここはひと続きの作業なので、まとめて進めます。

開発者ページを開く

ブラウザで以下のページにアクセスします。

Notionアプリから行く場合は、設定コネクト →(一番下の)自分のコネクトを開発する または インテグレーションを開発・管理する から同じページに進めます。
ハマりどころ: インテグレーションの作成は、原則そのワークスペースのオーナー権限を持つ人しかできません。会社のワークスペースで「作成ボタンが押せない/表示されない」場合は、管理者に依頼するか、自分が管理する別ワークスペースで試してください。

「新しいインテグレーション」を作成する

+ 新しいインテグレーション(New integration)をクリックし、以下を入力します。
  1. 名前: あとから自分が分かる名前(例: 議事録連携Zapier用
  2. 関連ワークスペース: 連携させたいワークスペースを選択
  3. 種類: 内部(Internal) を選択

入力して保存すれば、インテグレーションの作成は完了です。

トークン(APIキー)をコピーする

作成したインテグレーションの設定画面(または一覧の ••• メニュー)に、「内部インテグレーションシークレット」(Internal Integration Secret) という項目があります。これがあなたのNotion APIキーです。
表示する をクリックすると ntn_ で始まる文字列が現れるので、コピー を押して控えておきます。連携ツールの「Notion APIキー」「トークン」欄には、この文字列を貼り付けます。

機能(Capabilities)を確認する

同じ設定画面に「機能(Capabilities)」の項目があります。APIで何をさせるかに応じて、権限を選びます。

  • コンテンツの読み取り: NotionのページやDBの中身を読む
  • コンテンツの挿入: 新しいページやブロックを追加する
  • コンテンツの更新: 既存のページを書き換える
  • ユーザー情報: ワークスペースのメンバー情報を読む(不要なら「ユーザー情報なし」でOK)
たとえば議事録をNotionに書き込みたいなら、「コンテンツの挿入」「更新」を有効にしておきます。迷ったら読み取り・挿入・更新を有効にしておけば、たいていの用途はカバーできます。

ここまでで、APIキー自体は手に入りました。でも、まだ終わりではありません。最後の③が、実はいちばん大事です。

ステップ3|使いたいデータベースに接続する

ここがこの記事の山場です。

トークンを発行しただけの状態では、そのインテグレーションはあなたのNotionのどのページも見ることができません。セキュリティのため、Notionは「このページ(DB)に、このインテグレーションのアクセスを許可します」という接続を、あなたが明示的に行うまで、一切の中身を見せない仕組みになっているからです。
そこで、使いたいデータベースやページに、作成したインテグレーションを接続します。
  1. APIで操作したいデータベース(またはページ)をNotionで開く
  2. 右上の •••(三点メニュー) をクリック
  3. コネクト(Connections) を選ぶ
  4. 先ほど作成したインテグレーションの名前を検索して選択
  5. 確認ダイアログで 確認 を押す
これで、そのデータベースに対してAPIから読み書きできるようになります。トークンの取得(②)と、ページへの接続(③)は別の作業——ここだけ押さえておけば、もうつまずきません。

なお、データベース単位ではなく親ページに接続すると、その配下のページ・DBにもまとめてアクセス権が及びます。「複数のDBをまとめて連携したい」場合は、上位のページに接続すると管理が楽です。

「取得したのに動かない」権限エラーの原因と直し方

ここまでの手順どおりに進めれば動くはずですが、もし連携ツールやコードがエラーを返したら、たいていは次のどれかです。落ち着いて切り分けましょう。

症状・エラーよくある原因直し方
Could not find object / 404対象DBへの接続忘れ(ステップ3)対象のDB/ページの ••• → コネクトでインテグレーションを追加
401 Unauthorizedトークンが違う/コピーミストークンを再コピー。前後の空白・改行が混ざっていないか確認
書き込みだけ失敗する機能(Capabilities)の権限不足設定で「コンテンツの挿入・更新」を有効化
どのDBも見えない別ワークスペースのトークンを使っている連携先と同じワークスペースで作ったトークンか確認
体感として、動かない原因の大半は一番上の「接続忘れ」です。「ちゃんとトークンを貼ったのに Could not find object と言われる」ときは、まず対象のデータベースにインテグレーションを接続したか確認してみてください。

APIキー(トークン)の安全な管理

最後に、取り扱いの注意です。Notion APIキーは、あなたのNotionの中身を読み書きできるパスワード相当の鍵です。
  • 公開しない: GitHubのコードやチャット、スクリーンショットに貼り付けない
  • 安全な場所に保管する: .env ファイルや環境変数、本番運用ならシークレットマネージャーで管理する
  • 漏れたら再生成する: 設定画面からトークンを再生成(Refresh)すれば、古いトークンは即座に無効になります
なお、Notion APIやインテグレーションの利用自体は無料です。キーを取得・保有することで料金が発生することはありません。

そもそもAPIキーを取らなくていいケースもある

ここまで手順を解説しておいて何ですが、最後に正直なことをお伝えします。

Notion APIキーを取りたい動機としていちばん多いのが、「会議の議事録をNotionに自動で残したい」というものです。もしあなたの目的がこれなら、実はAPIキーを発行しなくても実現できる道があります。
たとえばMac向けの画面録画アプリ「Qureco」は、会議を録画すると、AIが議事録を自動生成し、それをワンクリックでNotionに保存します。トークンの発行も、コードも、連携ツールの月額も要りません。アプリ内でNotionと接続するだけです。
Qurecoで生成した議事録をNotionに連携する画面
Qureco公式サイト

「Notionの議事録DBに、会議の記録が勝手にたまっていけばいい」だけなら、APIの設定を飛ばして最短でゴールに着けます。

一方で、議事録以外の用途で自動化したい、あるいは自分でフォーマットや連携先を細かく作り込みたいなら、この記事の手順でAPIキーを取得するのが正解です。両方知ったうえで、自分に合うほうを選んでください。

トークンを取得した後、「で、これを使って具体的にどう議事録を自動投稿するの?」という次の一歩は、こちらの記事で整理しています。

まとめ

「Notion APIキーを入力してください」と言われて手が止まっていた状態から、ここまでで「使える鍵」を手に入れられたはずです。要点を振り返ります。

  • Notion APIキー=インテグレーションのトークンnotion.so/my-integrations で内部インテグレーションを作って取得する(ntn_ で始まる文字列)
  • 取得は ①作成 → ②トークンのコピー → ③対象DBへの接続 の3ステップ。③まで終えて初めて使える
  • 「取得したのに動かない」エラーの大半は、対象データベースへの接続忘れ
  • トークンはパスワード相当。公開せず、安全に管理し、漏れたら再生成する
  • 目的が議事録のNotion保存だけなら、APIキーを取らずにアプリ完結で済む選択肢もある

自分のやりたいことに合わせて、APIキーを使いこなすもよし、設定不要の道を選ぶもよし。どちらの場合も、「Notionに記録がたまっていく」状態にたどり着けます。

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この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。