Notion MCPは議事録に使える?Claude・ChatGPT連携と必要なプラン条件

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Notion MCPは議事録に使える?Claude・ChatGPT連携と必要なプラン条件

議事録をNotionに残す習慣はついた。ただ溜まるばかりで、四半期の振り返りのときに「あの決定はいつ、どういう理由で決まったのか」を探すのに毎回1時間かかっている。ClaudeやChatGPTにNotionを読ませられれば解決するのではないか、と考えてNotion MCPを調べ始めた。

そういう状況なら、先に知っておくと得なことがあります。接続そのものは5分で終わります。詰まるのはそのあと、議事録を検索させても何も返ってこないときです。

原因の多くは設定ミスではなく、プランの条件です。この記事では公式情報をもとに、条件を先に確認してから接続手順に入ります。すでにNotionに議事録がある人を想定して書いているので、これからNotionを使い始める方は前提が変わる点にご注意ください。

30秒で分かる要点

Notion公式のホスト型MCPサーバーは https://mcp.notion.com/mcp の1つで、Claude・ChatGPT・Cursorなどから同じURLで接続します。ただし議事録専用ツールの notion-query-meeting-notes は、公式に「Businessプラン以上とNotion AIが必要」と条件が明記されています。そして接続前に押さえておきたいのは、MCPはNotionに入っているものしか読めないという点です。議事録が溜まっていなければ、つないでも読ませる中身がありません。
項目内容
エンドポイントhttps://mcp.notion.com/mcp(Streamable HTTP。代替でSSEも提供)
対応クライアントClaude(Desktop / claude.ai)、ChatGPT Pro、Cursor、MCP対応のAIアプリ
議事録ツールの条件notion-query-meeting-notes はBusinessプラン以上+Notion AI
権限接続したユーザーのNotion権限がそのまま効く
最大の前提Notionに議事録がテキストで入っていなければ読ませる中身がない

先に確認したいプラン条件

多くの解説記事は接続手順から始まりますが、順序を逆にします。ここを知らずに設定すると、動かない理由が分からないまま時間を使うことになるからです。

議事録専用ツールはBusinessプラン以上とNotion AIが必要

Notionのサポートされるツール一覧には、議事録専用のツールがあります。notion-query-meeting-notes で、公式の説明は「現在のユーザーの議事録を、タイトルのキーワード検索など議事録固有のプロパティで絞り込んで照会する」というものです。

条件の書き方が少しややこしいので、そのまま引用します。

Available on all plans, but using it requires a Business plan or higher with Notion AI.

「全プランで利用可能だが、使うにはBusinessプラン以上とNotion AIが必要」という意味です。ツールの一覧には出てくるので使えそうに見えるのに、実際に呼ぶとプラン条件で止まる、というのが起きます。日本語の解説記事で「できること」として紹介されているのを読んで試した人が詰まるのは、たいていここです。

Businessプランに上げるかどうかの判断は、Notion AI議事録をBusinessプランなしで使う方法で料金の損益分岐まで整理しているので、そちらを参考にしてください。

検索ツールもNotion AIの有無で範囲が変わる

もう1つ条件がついているのが notion-search です。公式の説明は「Notionワークスペースと、Slack・Google Drive・Jiraなどの連携ツールを横断して検索する」とあり、そのすぐ後に条件が書かれています。

Requires Notion AI access. Without a Notion AI plan, search is limited to your Notion workspace only.

Notion AIがない場合、Notionワークスペース内の検索に限定されます。つまりSlackやGoogle Driveまで横断する部分が外れるということです。Notion内の議事録を探すだけなら、これでも用は足ります。

プラン条件のないツールで足りる場合もある

ここで諦めなくてよいのは、条件の記載がないツールもあるからです。

notion-fetch はページ・データベース・データソースの内容をURLかIDから取得するツールで、プラン条件の記載はありません。notion-query-data-sources はSQLまたは既存のビューでクエリを実行し、グルーピングやフィルタ、件数、ロールアップを返します。こちらも条件の記載がありません。
自分で議事録データベースを設計していれば、この2つで実用になります。「議事録専用ツール」を使わなくても、日付や参加者、決定事項をプロパティに持つDBがあれば、そこへクエリを投げるほうがむしろ制御しやすいという面もあります。データベースの作り方はNotionで議事録を管理する方法で扱っています。
ツール用途プラン条件
notion-query-meeting-notes議事録を議事録固有のプロパティで絞り込むBusinessプラン以上+Notion AI
notion-searchワークスペースと連携ツールを横断検索Notion AIなしではNotion内のみ
notion-fetchページ・DB・データソースの内容を取得記載なし
notion-query-data-sourcesSQLやビューでDBに照会記載なし
notion-create-pages / notion-update-pageページの作成・更新記載なし
notion-create-comment / notion-get-commentsコメントの追加・取得記載なし

Notion MCPでできること

公式のツールは22種類

公式のツール一覧には22のツールが並んでいます。検索と取得、ページの作成・更新・移動・複製、データベースやビューの作成と更新、コメントの追加と取得、チームスペースやメンバーの一覧取得、非同期タスクの状況確認まで含まれます。

議事録の文脈で実際に使うのは、上の表に挙げた6つくらいです。ページをAIスキルとしてマークする notion-convert-page-to-skill のように、用途がはっきり違うものも含まれているので、一覧の数の多さに惑わされないほうがよいです。

APIでは取れないがMCPでは扱える領域がある

ここは混同しやすいので分けて書きます。

Notion AI Meeting Notesが自動生成する文字起こしは、通常のNotion APIでは取得できません。 AI Meeting NotesのブロックがAPIでサポートされていないためです。一方で、MCPサーバー経由では扱えます。
つまりAPIとMCPは同じものの別の呼び方ではなく、届く範囲が違います。コードを書いて自動化したいならAPI、AIに読ませて対話しながら使いたいならMCP、という住み分けです。APIで何ができるかはNotion APIとは?Notion APIで議事録を投稿する3ルート比較で整理しています。

ファイルの扱いには上限がある

日本語の解説記事では「Notion MCPは画像やファイルのアップロードには対応していない」と書かれているものを見かけますが、公式のツール一覧を見ると現在は上限つきで対応しています。

  • notion-create-file-upload: 短期的なアップロードURLを生成する。上限20 MiB
  • notion-create-attachment: テキスト・HTTPS URL・アップロード済みファイルから添付を作成する。インラインは200 KiB、URL取得は無料プランで5 MiB、有料プランで50 MiB
議事録運用で意味があるのは、この上限から導かれる結論です。1時間の会議録画は数百MBから数GBになるので、この枠には収まりません。 Notionには議事録のテキストと録画へのリンクを置き、動画本体はクラウド側に持つ。この設計にせざるをえない、というより、そのほうが検索も共有も速くなります。

接続する手順

エンドポイントは1つ

公式の接続ガイドによると、推奨されるのはStreamable HTTPの https://mcp.notion.com/mcp です。代替としてSSEの https://mcp.notion.com/sse も提供されています。

認証はOAuthで、現時点では対話的なフローが必須です。非対話型の認証には対応していないので、サーバー上で無人実行するような使い方はできません。

Claude Codeの場合

ターミナルで次を実行します。

claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
その後 /mcp コマンドでOAuthフローを完了します。スコープは local(既定)、projectuser から選べます。自分だけで使うなら既定のままで問題ありません。

ChatGPTの場合

chatgpt.com の設定からConnectorsを開き、Add Connectorで同じURL(https://mcp.notion.com/mcp)を入力してOAuthを完了します。公式のヘルプではChatGPT Proが対象として挙げられています。

Cursorの場合

Settings → MCP → Add new global MCP server で、次のJSONを貼り付けます。

{
  "mcpServers": {
    "notion": {
      "url": "https://mcp.notion.com/mcp"
    }
  }
}

保存して再起動し、初回利用時にOAuthを完了します。

公式ホスト型とオープンソース版の違い

検索するとオープンソースの notion-mcp-server を紹介する記事も出てきますが、公式ドキュメントにはもはや積極的に保守されていないと書かれています。ベアラートークン認証に対応しているという利点はありますが、これから始めるなら公式のホスト型を使うのが無難です。

つなぐ前に見ておきたい権限の話

接続したユーザーの権限がそのまま効く

公式ヘルプの表現をそのまま書くと、MCPツールは「あなたの完全なNotion権限で機能する」もので、アクセスできるものすべてにアクセスできます。

これは便利さと危うさが同じ仕組みから来ているということです。自分が見られる人事メモや評価の下書きがワークスペースにあれば、AIも同じように読めます。つなぐ前に、自分のアカウントで何が見える状態になっているかを一度確認しておくほうが安全です。

管理者が許可アプリを制御できるのはEnterpriseプランのみ

会社で使う場合に押さえておきたいのがここです。承認したAIアプリだけを明示して他をブロックする制御は、Enterpriseプランの管理者向け機能です。

それ以外のプランでは、各メンバーが自分の権限で任意のAIアプリにワークスペースをつなぐのを、仕組みとして止める手段がありません。ワークスペースオーナーは管理APIで接続の一覧表示と取り消しができるので、運用ルールと定期的な棚卸しで補うことになります。

切断は個別にできない

現時点の制限として、個別ツール単位でユーザーの接続を切ることができません。「すべてのユーザーを切断」したうえで、必要な人に再認証してもらう形になります。一度つなぐと後戻りの手間が大きいので、試すときは対象範囲を決めてから始めるとよいです。

最大の前提: MCPはNotionにあるものしか読めない

ここまで条件と手順を書いてきましたが、いちばん効くのはこの話です。

MCPは、Notionに入っている情報をAIから触れるようにする仕組みです。逆に言えば、Notionに入っていないものは何も読めません。 接続に成功しても、AIが「該当する議事録が見つかりません」と返してくるなら、たいてい設定ではなく中身の問題です。

よくある詰まり方

  • 議事録を書く担当が会議ごとに違い、残っている会議と残っていない会議がある
  • 録画は残っているがテキストになっていないので、AIには読めない
  • テキストはあるが、日付や決定事項が本文に埋もれていて絞り込めない

読ませる中身に必要な条件

AIに使わせる前提で考えると、必要なのは3つです。

  1. テキストとしてNotionに入っている(動画のままでは読めない)
  2. 会議ごとに同じ構造になっている(日付・参加者・決定事項がプロパティにある)
  3. 会議のたびに自動で入る(手作業だと忙しい週から抜け始める)

3つ目が実際にはいちばん難しいところです。振り返りで探したいのは、たいてい忙しかった時期の会議だからです。

議事録をNotionに溜める側をQurecoで自動化する

Qurecoは、Mac向けの画面録画アプリです。会議を録画すると、Proプランではその録画からAIが議事録を生成し、そのままNotionへ送ります。会議のたびに手を動かさなくても、テキストがNotionに積まれていく状態を作れます。

録画の扱いも、先に書いたアップロード上限と噛み合います。動画本体はクラウドストレージに保存し、Notionには議事録のテキストと録画へのリンクを置く形です。会議にボットを招待する必要がないので、相手の同意を取りにくい商談や社外との打ち合わせでも使えます。

料金は、録画だけなら無料で、時間制限もウォーターマークもありません。AI議事録とNotion連携を含むProプランは月980円(年8,820円)で、初月は無料、クレジットカードの登録も不要です。

ひとつはっきり書いておくと、QurecoはMCPサーバーを提供していません。 MCPで読ませるのはNotionに入った議事録であり、Qurecoが担うのはその中身を作る側です。読む側はClaudeやChatGPTに任せる、という組み合わせになります。

よくある質問

無料プランでもNotion MCPは使えますか

接続はできます。ただし議事録専用ツールの notion-query-meeting-notes はBusinessプラン以上とNotion AIが必要で、notion-search もNotion AIがないとNotion内の検索に限定されます。notion-fetchnotion-query-data-sources には条件の記載がないので、自分で作ったデータベースへのクエリなら無料プランでも動きます。

議事録の検索がうまく動きません

まずプラン条件を確認してください。notion-query-meeting-notes を呼んでいる場合、Businessプラン以上とNotion AIがなければ動きません。条件を満たしているなら、次に疑うのは中身です。議事録がテキストとしてNotionに入っているか、絞り込みに使えるプロパティ(日付・参加者など)が設定されているかを見てください。

Notion APIとMCPはどちらを使うべきですか

自分でコードを書いて定期実行や他システム連携を組むならAPI、AIに読ませて対話しながら使うならMCPです。届く範囲も違い、Notion AI Meeting Notesの文字起こしはAPIでは取得できませんがMCPでは扱えます。両方を併用しても構いません。

会議の録画をNotionにアップロードできますか

現実的ではありません。アップロードURLの上限は20 MiBで、1時間の会議録画はこれをはるかに超えます。動画はクラウドに置き、Notionにはリンクを残す運用をおすすめします。

ClaudeとChatGPTのどちらから使うのがよいですか

どちらも同じエンドポイントに接続するので、できること自体は大きく変わりません。普段使っているほうを選べば十分です。公式ヘルプではClaude(Desktopおよびclaude.ai)、ChatGPT Pro、Cursorが挙げられています。

AIに読ませたくないページを除外できますか

MCPは接続したユーザーの権限で動くので、権限そのもので分けるのが基本です。見せたくない情報は、AIにつなぐアカウントから閲覧権限を外しておくか、別のワークスペースやプライベートページに分離しておく形になります。許可するAIアプリ単位での制御はEnterpriseプランの管理者機能です。

この記事に出てくる用語

用語意味
MCP(Model Context Protocol)AIに外部ツールやデータへのアクセス手段を提供するための共通仕様
ホスト型MCPサーバー提供元が運用するMCPサーバー。自分でサーバーを立てる必要がない
OAuthパスワードを渡さずに、外部サービスへのアクセス許可だけを与える認証の仕組み
Streamable HTTPMCPの通信方式のひとつ。Notionが推奨している方式
Notion AINotionの有料AI機能。一部のMCPツールはこれが前提になる
データソースNotionのデータベースの中身を指す単位。クエリの対象になる
MiBデータ量の単位。20 MiBは約21メガバイト

まとめ

  1. 接続は5分で終わる。 エンドポイントは https://mcp.notion.com/mcp の1つで、Claude・ChatGPT・Cursorから同じURLを使います
  2. 議事録専用ツールには条件がある。 notion-query-meeting-notes はBusinessプラン以上とNotion AIが必要で、notion-search もNotion AIなしでは範囲が狭まります
  3. 権限はそのまま効く。 自分が見られるものはAIも見られます。許可アプリの制御はEnterpriseプランの機能です
  4. 中身がなければ読めない。 MCPはNotionにあるものしか読めないので、議事録が自動で溜まる状態を作るほうが先です

つないでから中身を用意するより、中身が溜まってからつないだほうが、最初の体験がまるで違います。まずは会議の記録が自動でNotionに入る状態を作って、そのうえでClaudeやChatGPTから読ませてみてください。

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この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。

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