「Notion AI Meeting Notes、いざ使おうとしたら『Businessプラン以上が必要です』と表示されて、手が止まっていませんか?」
Notion で議事録を一箇所に集約したいから、AI Meeting Notes はぴったりの機能のはず。でもチーム5人だと Business プランは月¥15,750で、議事録のためだけに上げるには重い。かといって外部ツールに完全に乗り換えてしまうと、Notion をハブにしてきた運用が崩れる──そんな板挟みのなかでこの記事に辿り着いたなら、たぶん答えになります。
Notion AI Meeting Notes が Business プラン必須になった理由と仕様
2025年5月の改定で AI機能は Business / Enterprise に統合された
現在の料金は以下のとおりです(2026年5月時点)。
| プラン | 月額(年払い) | 月額(月払い) | AI Meeting Notes |
|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | ¥0 | 体験版のみ |
| Plus | ¥1,650/user | ¥2,000/user | 体験版のみ |
| Business | ¥3,150/user | ¥3,800/user | フル機能 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | フル機能 |
つまり、AI Meeting Notes を業務で本格運用するには Business 以上が必要、というのが現状です。
AI Meeting Notes の主な仕様
公式ヘルプを基に主な仕様を整理すると、次のようになります。
- デスクトップアプリ v4.7.0 以上が必須(macOS 13+ または最新の Windows)
- システム音声+マイク両方を録音できるローカル録音型(会議にボットを招待する方式ではない)
- 自動で議事録を生成し、話者識別は英語のみ対応
- 日本語を含む 16 言語のトランスクリプトに対応
- 1日 10 時間/user の上限
- 音声ファイルは処理後に即時削除(モバイルで失敗した場合のみ 3 日間保持)
- ブラウザ版はマイク入力のみ対応(システム音声不可)
30日 Business トライアルで試せること
「いきなり Business に上げるのが怖い」場合は、まずトライアルで AI Meeting Notes を 1〜2 週間使ってみるのが現実的です。
Plus / 無料プランで使えること・使えないこと
Free / Plus は「体験版」扱い
- AI 機能の利用回数に月間上限がある(月 20 回程度)
- カスタムサマリー指示など一部機能が制限される
- 大規模な議事録運用には実質的に使えない
「ちょっとお試しで何回か使ってみたい」程度なら Plus でも体験できますが、毎日数本の会議をすべて自動議事録化したいなら Business 以上、もしくは外部ツールに頼ることになります。
無料でも体験版を試してから判断できる
ここで Notion AI Meeting Notes が「ハマる」なら Business に上げればよく、「ちょっとうちの会議には合わないな」と感じたら、次節で紹介する外部ツールを検討する流れになります。
Notion運用を維持したまま使える外部ツールの選び方(3軸)
ここから先は「Notion 本体は Plus / Free のまま、議事録 AI だけ外部に出す」という前提で話を進めます。Notion を中心にしたワークスペース運用を崩さずに、議事録だけ別ツールで賄うイメージです。
選ぶときに見るべき軸は、大きく 3 つあります。
軸1 — 料金(チーム規模で損益分岐が変わる)
- 1人で使うなら: Business ¥3,150 vs 外部ツール ¥980〜¥2,400
- 5人チームなら: Business ¥15,750 vs 外部ツール ¥5,000〜¥12,000
- 10人以上なら: 後述する「Notion 運用全体の統合性」とのトレードオフで判断
軸2 — ボット参加型 vs ローカル録音型
これは見落とされがちですが、議事録 AI ツールは大きく 2 系統に分かれます。
- ボット参加型: tl;dv / Otter / Notta / Fireflies など。会議に「議事録AIボット」を招待して録音させる方式
- ローカル録音型: Qureco / Notion AI Meeting Notes 自体。自分のマシンの音声を録って書き起こす方式
軸3 — 対応OS / プラットフォーム
ブラウザベースで OS を選ばず使えるもの(tl;dv / Otter など)と、特定 OS に最適化されたデスクトップアプリ(Qureco の macOS 版、Notion AI Meeting Notes のデスクトップアプリ)に分かれます。
「Mac中心のチームでサクッと動くものが欲しい」「全員 Windows 環境」など、自社の環境にあわせて選びます。
ボット不要のローカル録音型:Qureco
Notion AI Meeting Notes と最も性質が近い「ローカル録音 × Notion連携」
- 自分のマシンで会議の画面と音声を録画(システム音声+マイク両方をキャプチャ)
- 録画から AI が自動で議事録を生成
- 生成した議事録を Notion ワークスペースに自動エクスポート
- 会議にボットを招待しない(招待操作も同意取得も不要)
料金は Pro 月¥980 で人数課金なし
初月は無料体験で、クレジットカード登録も不要です。
ボット招待が要らない
Qureco は自分のマシンで録画するだけなので、会議に余計な参加者を入れずに済みます。これは Notion AI Meeting Notes と完全に同じ運用感です。
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Notion AI Meeting Notes との違いをまとめると
| 項目 | Notion AI Meeting Notes | Qureco |
|---|---|---|
| 必要な Notion プラン | Business 以上 | Free / Plus でも可 |
| 月額 | ¥3,150/user | ¥980(人数課金なし) |
| 対応OS | macOS 13+ / Windows | macOS(2026年5月時点) |
| 録音方式 | ローカル録音 | ローカル録画+録音 |
| 議事録 → Notion | 自動 | 自動 |
| 画面録画 | なし | あり |
| ボット参加 | なし | なし |
Mac 中心のチームで「Notion 運用を Plus のまま維持しつつ、議事録 AI を入れたい」場合、もっとも近いユースケースに収まる選択肢です。
ボット参加型 外部ツール 3選
tl;dv ─ モーメント切り出し・共有に強い
クライアント通話やインタビューの「ここの 30 秒だけチームに共有したい」という用途に向いたツール。タイムスタンプ付きハイライトとクリップ機能が強みです。Notion へのエクスポートも対応しています。
- 料金: 無料プランあり、Pro は約 $20〜/月
- 対応会議: Zoom / Google Meet / Microsoft Teams
- 強み: ハイライト・モーメント共有、CRM 連携
- 弱み: 完全にボット参加型なので、招待しづらい場面では使えない
Notta ─ 多言語精度と日本語サポート
文字起こし精度に振った日本発のツール。58 言語対応で、特に日本語の精度に定評があります。Notion へのエクスポートも対応。
- 料金: 無料プランあり(120分/月)、Pro は ¥1,200/月〜
- 対応会議: Zoom / Google Meet / Teams / Webex
- 強み: 日本語精度、多言語対応、ファイルアップロードからの文字起こし
- 弱み: ボット参加が前提、議事録の「サマリー」品質は他ツールに比べ控えめ
Otter ─ リアルタイム共同編集が得意
会議中にチームメンバー全員が同じ画面でノートを編集できる、コラボ型の議事録ツール。英語圏の利用が中心です。
- 料金: 無料プランあり(300分/月)、Pro は約 $16.99/月
- 対応会議: Zoom / Google Meet / Teams
- 強み: ライブ共同編集、英語精度
- 弱み: 日本語精度は控えめ、ボット参加前提
3ツール比較表
| 項目 | tl;dv | Notta | Otter |
|---|---|---|---|
| 料金(Pro) | 約$20/月〜 | ¥1,200/月〜 | $16.99/月〜 |
| 無料枠 | あり | 120分/月 | 300分/月 |
| 日本語精度 | ◯ | ◎ | △ |
| Notion連携 | ◯ | ◯ | △(コピー中心) |
| ボット参加 | 必須 | 必須 | 必須 |
Business アップグレード vs 外部ツール課金の損益分岐
ここでよくある問いに答えておきます。「結局、Business に上げるのと外部ツールを使うの、どっちが安いの?」
チーム規模ごとの月額シミュレーション
ざっくり 1 人あたりの議事録運用コストを比べると、次のようになります。
| チーム人数 | Notion Business のみ | Notion Plus + Qureco | Notion Plus + Notta(Pro) ×人数分 |
|---|---|---|---|
| 1人 | ¥3,150 | ¥1,650 + ¥980 = ¥2,630 | ¥1,650 + ¥1,200 = ¥2,850 |
| 3人 | ¥9,450 | ¥4,950 + ¥980 = ¥5,930 | ¥4,950 + ¥3,600 = ¥8,550 |
| 5人 | ¥15,750 | ¥8,250 + ¥980 = ¥9,230 | ¥8,250 + ¥6,000 = ¥14,250 |
| 10人 | ¥31,500 | ¥16,500 + ¥980 = ¥17,480 | ¥16,500 + ¥12,000 = ¥28,500 |
※ Qureco は人数課金ではないため、1 ライセンスを「議事録作成担当者」が持つ前提
人数が増えるほど、Business アップグレードと外部ツール併用のコスト差が広がっていきます。
議事録だけのために Business に上げる価値はあるか?
Business プランには AI Meeting Notes 以外にも、90 日のページ履歴、SAML SSO、プライベートチームスペース、高度なページ分析、PDF 一括エクスポートなどがバンドルされています。
結局、どれを選べばいい?タイプ別おすすめ
最後に、状況別のおすすめを整理します。
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| Mac中心・ボットを会議に呼びたくない・個人〜少人数 | Qureco(Notion Plus / Free を維持しつつ低コストで完結) |
| 国際会議が多い・多言語精度を最重視 | Notta(日本語含む 58 言語対応) |
| クライアント通話の「切り出し共有」が中心 | tl;dv(モーメント・ハイライト機能) |
| 英語の会議でチーム同時編集したい | Otter(リアルタイム共同編集) |
| すでに Notion Business 契約済み | Notion AI Meeting Notes(追加コストなし) |
まとめ
Notion AI Meeting Notes は 2025 年 5 月の改定で Business / Enterprise プラン必須となり、Plus や Free では実質的に体験版扱いになっています。とはいえ、Notion をハブにする運用そのものは、外部の議事録 AI ツールを組み合わせれば Plus / Free のままでも維持できます。
特に「会議にボットを招待したくない」「Mac で完結させたい」「Notion 運用を崩したくない」が揃うなら、Notion AI Meeting Notes と最も近い性質を持つ Qureco を、まずは無料で 1 ヶ月試してみるのが最短ルートです。
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