Notion AI ミーティングノートが使えない・録音できない原因と対処法

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Notion AI ミーティングノートが使えない・録音できない原因と対処法

会議が終わって文字起こしを開いたら、自分の声しか入っていない。相手の発言がまるごと抜けている。

この症状に限って言えば、原因はほぼ2つに絞れます。ブラウザ版を使っているか、システム音声の許可が抜けているかのどちらかです。

Notion AI ミーティングノートが「使えない」原因は、環境・権限・プラン・分量の4つの系統に分かれます。そして、Business プランに課金して解決するのは、このうちプラン系統だけです。

この記事では症状から原因を逆引きできるように整理しました。課金する前に、自分の症状がどこに当たるかを確認してください。


症状から原因を逆引きする

まず、自分の症状に一番近いものを探してください。

症状主な原因系統課金で解決するか
メニューに項目が出てこないブラウザ版を使っている/アプリが古い環境しない
録音を開始できないマイク・システム音声の権限不足権限しない
自分の声しか入っていないブラウザ版/システム音声の権限不足環境・権限しない
一定の利用で止まるFree / Plus の体験版の範囲を超えたプランする
文字起こしはあるが要約が出ない文字起こしが約300文字に届いていない分量しない
会議が続く日に途中から録れない1日10時間の上限分量しない
話者名が正しくラベリングされない話者ラベルは英語が中心仕様しない
表を見て分かる通り、課金で解決するのはプラン系統だけです。他の症状は、Business プランに上げても同じように発生します。順に見ていきます。

環境|デスクトップアプリでないと会議は録れません

一番多い原因がここです。

ブラウザ版はマイク入力しか拾えません

オンライン会議でシステム音声、つまり相手の声を取得するには、Notionのデスクトップアプリが必須です。ブラウザ版では相手の音声を直接取得できず、マイクが拾った音だけが記録されます。

「自分の声しか入っていない」という症状の最有力候補がこれです。ブラウザでNotionを開いて録音を始めていたなら、デスクトップアプリをインストールして、そちらから録音してください。

モバイルアプリでオンライン会議は録れません

モバイル版も、同じ端末から再生される音声を内部で取得できません。スマートフォンでZoomに参加しながら、同じ端末のNotionアプリで会議を録音する、という使い方はできない仕様です。

これはNotionの設定の問題ではなく、モバイルOS側のポリシーによる制約なので、どこかをオンにすれば解決するものではありません。モバイル版は対面での会話を録る用途と考えてください。

メニューに項目が出てこないときは

デスクトップアプリを使っているのに項目自体が見当たらない場合、次の2つを試す価値があります。

  1. アプリのバージョンを確認する。古いバージョンのままだと機能が現れないことがあります
  2. 強制的に再読み込みする。左上のNotionアイコンから実行できます。読み込みがうまくいっていない場合、これで解消することがあります

権限|マイクだけでなく「システム音声」の許可が要ります

デスクトップアプリを使っていても、権限が足りていなければ録れません。

必要な許可は2種類あります

許可録れるもの
マイク自分の声、対面での相手の声
システム音声へのアクセスオンライン会議の相手の声、PCで再生している音

片方だけを許可している状態だと、片方の声しか入りません。「自分の声しか入らない」のもう1つの原因がこれです。

Macでの確認場所

macOS 13以降では、初回の録音時にOS側で権限を許可する必要があります。うっかり拒否してしまった場合も、システム設定のプライバシー画面から後で許可し直せます。

ここで注意が必要なのが、macOS 26 では設定項目の名前が変わっていることです。
macOS 15 までmacOS 26
画面収録画面とシステムオーディオの収録
(該当項目なし)システムオーディオの収録のみ

画面を録る許可と、システム音声を録る許可が別のリストに分かれました。「画面収録」という名前で探しても見つからないので、迷ったらこちらの記事を参照してください。

権限を変えたらアプリを再起動する

見落としがちですが、権限の変更はアプリを再起動しないと反映されません。ウィンドウを閉じるだけでは足りないので、アプリを完全に終了してから開き直してください。


プラン|課金で解決するのはここだけです

Free / Plus は体験版の扱いです

Free プランや Plus プランでも AI ミーティングノートを試すことはできますが、継続的に使える範囲ではありません。「無料で議事録が作れる」と紹介している記事もありますが、実態は体験の範囲にとどまります。

一定の利用で使えなくなった、という症状であれば、これが原因です。この系統に限っては、課金で解決します。

本格利用は Business または Enterprise

本格的に使うには Business または Enterprise プランが必要です。Business は 1メンバーあたり月額 ¥3,150(年払いの場合)です。
チーム人数月額年額
3人¥9,450¥113,400
5人¥15,750¥189,000
10人¥31,500¥378,000

このプランには文章生成・要約・翻訳・Notionエージェントなど他のAI機能も含まれます。それらもまとめて使うなら妥当な投資ですが、議事録だけが目的だと割高に感じる金額です。

課金する前に確認してください

ここが本記事で一番お伝えしたい点です。Business プランに上げても直らない症状があります。
  • デスクトップアプリでしか録れない
  • 権限が足りていない
  • 要約の生成に必要な文字数に届いていない
  • 1日10時間の上限
  • 話者ラベルの言語

自分の症状がこれらに当たるなら、課金しても状況は変わりません。冒頭の表に戻って、プラン系統かどうかを確認してから判断してください。

プランごとの選択肢の比較はNotion AI議事録、Businessプランなしで使う4ツールでも扱っています。

分量|要約が出ない・途中から録れない

数値の条件で止まっているケースです。故障ではありません。

要約には約300文字以上の文字起こしが必要です

文字起こしは生成されているのに要約だけ出てこない、という症状の正体がこれです。要約を生成するには、約300文字以上の文字起こしが必要とされています。目安としては1分以上の会話です。

5分の打ち合わせでも、実際に声が入っていたのが数十秒だけなら条件を満たしません。「短い会議で要約が出ない」ときは、まず文字起こしの分量を見てください。音がうまく拾えていないことが根本原因の場合もあります。

1日10時間の上限があります

1ユーザーあたり1日10時間という上限が設けられています。会議が朝から晩まで詰まっている日は、後半で使えなくなる可能性があります。

この上限は Business プランでも変わりません。長時間の研修やワークショップをまるごと記録する用途には向かない、と考えておくのが安全です。


課金しても直らない症状と、その回避策

ここまでに出てきた「課金しても直らないもの」を整理します。

  • デスクトップアプリでしか録れない(モバイルでのオンライン会議は不可)
  • 話者名の自動ラベルは英語が中心で、日本語話者の名前は確認が必要
  • 1日10時間の上限
  • 専門用語・固有名詞・社名の誤変換(AI議事録全般の限界)
並べてみると、詰まっているのはほとんど「音声を確実に録る」部分だと分かります。議事録をNotionに置くこと自体には、何の問題もありません。

だとすれば、変えるべきなのは音声を録る部分だけです。議事録の置き場所をNotionから移す必要はありません。

Qureco Screen Recorder は、この録る部分を担当するMac向けのツールです。
Qureco Screen Recorder の録画画面
Qureco 公式サイト
  • 画面録画と録音は無料(時間無制限・ウォーターマークなし)
  • 仮想オーディオドライバ(BlackHole など)を入れずにシステム音声を録れる
  • Pro プランで、録画からAI議事録を生成してNotionのデータベースに送れる
  • 会議にボットを招待しないので、相手の参加者一覧に記録ツールが現れない
  • 録画そのものが残るので、固有名詞が誤変換されていても後から聞き直して確認できる
正直に書いておくと、Qureco でも固有名詞の誤変換は起きます。AI文字起こし共通の限界で、これはツールを変えても消えません。違いは、元の録画が残るので誤りに気づいて直せることと、Notion のプランを上げずに済むことの2点です。
Notion側でページを自動生成する仕組みと組み合わせたい場合はNotionカレンダーで議事録を自動化する4ルートも参考になります。

まとめ

Notion AI ミーティングノートが使えないときの切り分けを整理します。

  • 原因は環境・権限・プラン・分量の4系統に分かれ、課金で解決するのはプラン系統だけです
  • 「自分の声しか入らない」は、ブラウザ版を使っているか、システム音声の許可が抜けているかのほぼ二択です
  • オンライン会議を録るにはデスクトップアプリが必須。モバイルではOSの制約上できません
  • 「要約だけ出ない」は、文字起こしが約300文字に届いていないだけで故障ではありません
  • 1日10時間の上限、話者ラベルが英語中心といった点は、Business プランに上げても変わりません

¥3,150/人/月を払う前に、冒頭の表で自分の症状がプラン系統かどうかを確認してください。プラン以外が原因なら、課金しても同じ画面を見ることになります。

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この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。