ZoomのAI議事録は無料で月3回まで|ZoomMate(旧AI Companion)の条件と使い方【2026年版】

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ZoomのAI議事録は無料で月3回まで|ZoomMate(旧AI Companion)の条件と使い方【2026年版】

先方が発行したZoomリンクで商談をして、終わってみると要約はどこにも届いていない。会社のZoomは有料プランのはずなのに、なぜ出ないのか分からない。

さらに調べ始めると、もうひとつつまずきます。「AI Companion」で検索してZoom公式のページに飛ぶと、そこには ZoomMate という別の名前が書かれている。手元のアプリの表記とも、解説記事の表記とも合いません。

この記事では、2026年8月31日時点の公式ページの記載をもとに、次の3つを整理します。

  • 名前がどう変わったのか
  • 無料プランでもAI議事録が月3回使えること(「無料では使えない」と書かれた記事が多く残っています)
  • そして、有料プランに上げても解決しない条件がひとつあること

最後の点が、冒頭の商談で要約が出なかった理由です。

30秒で分かる要点

ZoomのAI議事録は、無料プランでも月3回の主催ミーティングまで要約が作れます。ただし要約を開始できるのはホストと共同ホストだけなので、相手が主催する会議では、有料プランでも自分の操作では要約を出せません。
項目無料(Basic)有料のZoomMate
ミーティング要約1か月あたり3回の主催ミーティング要約テンプレートのカスタマイズを含む
ミーティング内質問1か月あたり3回の主催ミーティング利用可
AIノート作成1か月あたり3回無制限
AIクエリ1か月あたり20件月2,200 AIクレジット(1ユーザーあたり)
会議そのものの時間1回40分まで制限なし
要約を開始できる人ホストと共同ホストのみホストと共同ホストのみ
一番下の行が、この記事で一番伝えたい部分です。プランの話と権限の話は別軸です。

「AI Companion」は今「ZoomMate」という名前

Zoom公式の日本語ページには「新しいAIチームメイト、ZoomMateをご紹介します」と書かれています。会議の要約、会議中の質問、メモの自動作成といった機能群は、この名前の下にまとまりました。

検索して出てくる日本語の解説記事は、ほぼすべて「AI Companion」表記のままです。読者にとっては、記事とアプリと公式ページで名前が3つに見える状態になっています。ここで「自分の環境が古いのかも」と考える必要はありません。呼び名が変わっただけで、やりたいこと(会議の要約を自動で作る)は同じ場所にあります。

この記事では以降、機能そのものを指すときは「ミーティング要約」、製品名を指すときは「ZoomMate」と書きます。

無料プランでできること

公式ページに記載されている、無料(Zoom Workplace Basic)に含まれるAI機能はこの4つです。

機能無料での上限
ミーティング要約1か月あたり3回の主催ミーティング
ミーティング内質問1か月あたり3回の主催ミーティング
AIノート作成1か月あたり3回
AIクエリ1か月あたり20件

「無料プランではAI Companionは使えません」と書いた記事が今も多く残っていますが、少なくとも公式ページ上は、無料でも月3回までは要約が作れる扱いになっています。試してみたい段階の人にとっては、課金せずに出力の質を確認できるということです。

ただし、無料のまま議事録運用を回すのは現実的ではありません。理由は2つあります。

月3回で足りる会議しかない人は少ない。 週1回の定例だけなら足りますが、商談や面談が並ぶ働き方だと初週で使い切ります。
会議そのものが40分で切れる。 無料プランが主催する会議は人数にかかわらず1回40分までです。40分で切って再接続すると、要約も分断されます。
状況無料で足りるか
自分が主催する月1〜3回の定例(40分以内)足りる
出力の質を確かめたい足りる
商談・面談が週に何本もある足りない
1時間以上の会議が多い足りない(会議自体が40分で切れる)
相手が主催する会議を記録したいプランの問題ではない(次章)

要約を出すための3つの条件

「有料なのに要約が出ない」という状況は、たいていこの3つのどれかで説明できます。

条件1: 自分がホストか共同ホストである

ミーティング中のコントロールで要約の開始・停止ができるのは、ホストと共同ホストのみです。一般の参加者として入っている会議では、自分の画面にその操作はありません。

ここがプランでは解決しない部分です。自分のアカウントが有料でも、その会議のホストでなければ要約は始められません。

条件2: 要約が開始されている

Zoom Webポータルの設定で「ミーティング要約を自動的に開始」を有効にしていない限り、ホストが「要約を開始」を押すまで生成は始まりません。自分が主催する会議で毎回押し忘れるなら、自動開始を入れておくほうが確実です。

設定はWebポータルにサインインして、ミーティング関連の設定からミーティング要約の項目を探します。アカウント単位・グループ単位・ユーザー単位で管理されているため、会社アカウントの場合は管理者側でロックされていることもあります。自分の画面に項目が見えない場合は、その可能性を先に疑ってください。

条件3: 受け取る側の条件

会議が終わったあと、要約が誰に届くかはホストの設定で決まります。アクセス範囲は次の3つから選ばれます。

  • ホスト・共同ホスト・代替ホストのみ
  • ホストと、自分の組織内の予定参加者
  • 組織外を含む、すべての予定参加者
また、参加者が要約を自動で受け取るには、会議中に自分のZoomアカウントにサインインしている必要があります。ブラウザからゲストとして入っていた場合、届きません。「同じ会議に出ていたのに自分だけ来ない」という状況は、これで説明が付くことがあります。

詰まるのは「相手が主催する会議」

条件1に戻ります。ここが実務で一番効いてきます。

商談、採用面談、取材、パートナー企業との打ち合わせ。相手が発行したリンクに参加する会議では、自分の側で要約を開始できません。プランを上げても変わりません。Zoomの設計として、会議の記録に関わる操作はホストの権限になっているからです。

選択肢は2つです。

ホストに頼む。 「終わったら要約を共有してもらえますか」と依頼します。このとき、ホスト側では要約を開始する操作と、アクセス範囲を組織外に開く設定の2つが必要になります。相手にとっては手間なので、毎回の商談でこれをお願いするのは現実的ではありません。
自分の側で記録する。 会議の音声と画面を自分の端末で録ってしまう方法です。録画はZoomの権限体系の外側にあるので、参加者のままでも成立します。
なお、Zoomの録画機能を使う場合は参加者に通知が出ます。この通知の仕様と、断り方についてはZoom・Meet・Teamsの録画は相手にバレる?で整理しました。法的な線引きが気になる場合は会議の録画・録音は違法?も合わせて読んでください。黙って録るのではなく、ひと言伝えるだけで進む場面がほとんどです。

ホストでない会議を、自分側で記録する

自分の端末で録る場合、必要なものは3つです。

  1. 画面と音声を録れること(相手の声=システム音声が入ること)
  2. 会議の長さに耐えること(時間制限がないこと)
  3. 録ったあとにテキストが残ること

3番目が抜けると、見返さない動画が溜まっていくだけになります。1時間の商談を後から再生する時間は、たいていありません。

私たちが開発している Qureco Screen Recorder は、この3つをつなげたmacOS向けのアプリです。
  • 画面録画・音声録音は無料で時間無制限。ウォーターマークも入りません
  • BlackHoleなどの仮想オーディオを設定しなくても、自分の声と相手の声の両方が録れます
  • Proプランでは、録画からAIが議事録を自動生成し、そのままNotionへ送れます

ホストかどうかに関係なく、自分が参加している会議はすべて同じ手順で記録できます。Proプランは初月無料で、クレジットカードの登録も不要です。

一つだけ注意点です。QurecoはmacOS専用で、Windowsには対応していません。また、会議中にリアルタイムで字幕や要約を出す機能はありません。会議の最中に画面上で文字を追いたい場合は、Zoom側の機能やリアルタイム表示に対応したツールのほうが向いています。

Zoomをホスト以外の立場で録ってNotionに残す具体的な手順は【Mac版】Zoomをホスト以外で録画してNotionに残す方法に、会議にbotを参加させずに記録する考え方は会議にbotを呼びたくない人のためのAI議事録にまとめています。文字起こしまでの流れを一通り見たい場合はMacで会議を自動文字起こしする方法が参考になります。

有料プランに上げるかどうかの判断

あなたの状況向いている選択肢
自分が主催する会議が中心。月3回以内無料のまま。40分に収まるかだけ確認
自分が主催する会議が中心。本数が多い、1時間を超える有料プランへ。Zoom側で完結する
要約のフォーマットを自社の議事録の型に合わせたい有料のZoomMate(テンプレートのカスタマイズ)
相手が主催する会議を記録したいプランでは解決しない。端末側で録る
会議中にリアルタイムで文字を見たいZoom側の機能
録画を残しつつ、議事録をNotionに集めたい端末側で録る + AI議事録(Qureco Pro)

自分が主催する会議しかないなら、Zoomの中で完結させるのが一番シンプルです。ツールを増やす必要はありません。判断が分かれるのは、参加者として入る会議がどれくらいあるかという点です。

よくある質問

無料の月3回はいつリセットされますか

月単位の枠として提供されています。細かい起算日はアカウントの契約状況によるため、Zoomのアカウント画面で残り回数を確認するのが確実です。

日本語の会議でも要約されますか

日本語の会議でも要約は生成されます。対応言語は順次拡大しているため、特定の言語や地域での提供状況は公式ヘルプで確認してください。

要約は誰に届きますか

ホストが選んだアクセス範囲によります。ホストと共同ホストのみ、自組織内の予定参加者まで、組織外を含む全予定参加者まで、の3択です。参加者が自動で受け取るには会議中にZoomアカウントにサインインしている必要があります。

参加者に通知されますか

要約が動いていることは参加者側にも分かる形で扱われます。録画とは別の機能ですが、記録が残る点は同じなので、会議の冒頭にひと言伝えておくほうがあとの共有もスムーズです。

要約を使うには録画が必要ですか

録画とは別の機能です。要約だけを動かすこともできます。ただし、あとから発言そのものを確認したい場合は録画が必要になります。要約は要点をまとめたもので、逐語の記録ではありません。

ホスト以外でも要約をもらえますか

ホストがアクセス範囲を広げていれば受け取れます。自分から開始することはできません。

Zoom Phoneの通話要約も同じ仕組みですか

通話の要約は別の機能として提供されています。この記事はミーティング(Zoom Meetings)の要約に絞っています。

ZoomのAI議事録とQurecoは併用できますか

併用できます。自分が主催する会議はZoomの要約で済ませて、相手が主催する会議だけ端末側で録るという使い分けが現実的です。記録の置き場所を1か所にまとめたい場合は、Notionで議事録を管理する方法も参考になります。

この記事に出てくる用語

用語意味
ZoomMateZoomのAI機能群の現在の名称。以前はAI Companionと呼ばれていた
ミーティング要約会議の内容から要点をまとめて自動生成する機能。開始・停止はホストと共同ホストのみ
共同ホストホストから権限を渡された参加者。要約の開始・停止ができる
自動開始Webポータルの設定。有効にすると会議の開始と同時に要約が動き出す
AIノート作成会議のメモを自動で作る機能。無料は月3回まで
AIクエリAIへの問い合わせ回数。無料は月20件まで
BasicZoomの無料プラン。主催する会議は1回40分まで

まとめ

  • ZoomのAI機能の現在の名称は ZoomMate。旧称のAI Companionで検索すると名前が食い違って見える
  • 無料プランでもミーティング要約は月3回(主催ミーティング)まで使える。「無料では使えない」と書かれた記事は情報が古い
  • ただし無料は会議自体が40分で切れるため、議事録運用を回すには足りない
  • 要約を開始できるのはホストと共同ホストだけ。相手が主催する会議では、有料プランでも自分では出せない
  • 参加者として入る会議が多いなら、端末側で録画して議事録にするほうが確実。自分が主催する会議が中心なら、Zoomの中で完結させるのが早い

「有料にしたのに出ない」の原因は、たいていプランではなく権限です。自分がその会議のホストかどうかを先に確認すると、次に何をすればいいかがはっきりします。

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この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。