Nottaの無料プランは1回3分まで|月120分の中身と、長い会議を無料で残す方法

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Nottaの無料プランは1回3分まで|月120分の中身と、長い会議を無料で残す方法

40分の顧客ミーティングの録音を読み込ませたら、3分で止まった。エラーメッセージらしいものは出ていない。壊れたのかと思って検索した人が、この記事にたどり着いていると思います。

壊れていません。無料プランの仕様です。

この記事では、Nottaの無料プランで何がどこまでできるのかを、Notta公式の料金ページに書かれている数字(2026年8月31日確認)だけで整理します。検索で出てくる日本語の解説記事には、割引前の価格や旧プラン名が残っているものが混ざっているためです。
そのうえで、多くの記事が触れていない話をします。3分の上限は「文字起こし」にかかっている制約で、会議そのものを記録に残す手段は別に用意できます。課金するかどうかを決める前に、ここを分けて考えると選択肢が増えます。

30秒で分かる要点

Nottaの無料プランには月120分1回につき3分という2つの制限が同時にかかります。月の残りが100分あっても、40分の会議を1回で通すことはできません。有料に上げる場合、プレミアムが年払いで月額¥1,185(月払いは¥1,980)、1回5時間まで扱えるようになります。
項目Freeプレミアムビジネス
文字起こし時間120分/月1,800分/月無制限
1回あたりの上限3分5時間5時間
AI要約10回/月100回/月200回/アカウント/月
ファイルインポート50個/月100個/月200個/アカウント/月
アカウント数11チームで設定可
料金(月払い)¥0¥1,980/月¥4,180/月
料金(年払い)¥0¥1,185/月(年間¥14,220)¥2,508/月(年間¥30,096)

エンタープライズは要相談で、文字起こし時間やアカウント数をカスタムできる枠です。

「3分で止まった」のは仕様

月の残量があっても、1回は3分で切れる

無料プランの制限が分かりにくいのは、時間の上限が2段階になっているからです。

  • 月に文字起こしできる合計時間: 120分
  • 1回の文字起こしで扱える長さ: 3分

月120分という数字だけを見ると「30分の会議なら4本いける」と読めます。ところが1回あたりの上限が3分なので、30分の会議は1本も通りません。ここが「Nottaが使えない」「3分で止まる」と検索される理由です。

30分の会議を無料枠に通そうとするなら、音声を3分ずつ10ファイルに切り分けて、10回に分けて読み込ませることになります。インポートは月50個まで使えるので回数自体は足りますが、切る作業と、10個に分かれたテキストをつなぐ作業が毎回発生します。会議が週に何本もある人には現実的ではないと思います。

3分の上限は「文字起こし」にかかっている

もうひとつ押さえておきたいのは、この3分が文字起こし側の制約だという点です。会議の音声そのものを3分しか残せない、という話ではありません。

会議を後から確認したい人がやりたいことは、本当は2段階に分かれています。

  1. 会議を記録として残す(録画・録音)
  2. 残したものをテキストにして、要点をまとめる(文字起こし・要約)

無料枠に当たっているのは2番目です。1番目を別の手段で確保しておけば、素材を落とさずに済みます。この分け方は記事の後半でもう一度使います。

料金プランと、外れる制限

プレミアム: 1回5時間、月1,800分

個人で会議を記録する用途なら、まず候補になるプランです。1回の上限が3分から5時間に広がるので、長さで詰まることはほぼなくなります。月1,800分は30時間分です。

料金は年払いで月額¥1,185(年間¥14,220)、月払いで¥1,980。公式サイトでは年払いに40%オフが適用されています。月払いと年払いで、実質の月額が¥800近く変わります。まず1か月だけ試すつもりなら月払い、続ける前提なら年払いという判断になります。

ビジネス: 文字起こし無制限、チームで使う

文字起こしが無制限になり、アカウントを複数持てます。年払いで月額¥2,508(年間¥30,096)、月払いで¥4,180。1回5時間の上限はプレミアムと同じです。

チーム全員の会議記録を1か所に集める運用なら、ここが視野に入ります。個人利用でプレミアムの1,800分を使い切る人は多くないので、まずはプレミアムで足りるかを見るほうが無駄がありません。

検索で出てくる価格には古いものが混ざっている

Nottaの料金は改定と割引の変更を経ています。検索結果の解説記事に「月額◯◯円」と書かれていても、割引前の金額や過去のプラン構成のままのものがあります。金額を確定させたい場合は公式の料金ページを直接見るのが確実です。この記事の数字も2026年8月31日時点のものです。

無料プランでもできること

制限の話が続きましたが、無料プランは「機能を試す枠」としてはよくできています。公式の料金表では、無料プランでも次の機能が使える扱いになっています。

機能無料プランでの扱い
リアルタイム録音文字起こし使える(1回3分の上限内)
話者識別使える
テキストの翻訳使える
テキスト編集使える
AI要約10回/月
ファイルインポート50個/月
つまり機能そのものは無料で確かめられて、制約は「量」と「1回の長さ」に集中しています。日本語の精度が自分の業界の用語でどれくらい出るか、話者識別が自分の会議環境でどこまで効くかを見るには、3分でも十分に判断できます。有料に上げる前に、ここを確かめておく価値はあります。

3分に収まる用途なら、無料のままでも実用になります。

  • 電話やSlackハドルの短いやり取りをメモとして残す
  • 思いついたことを口述して文字にする
  • 打ち合わせ後、自分の口で3分にまとめて記録しておく
  • 文字起こしツール自体の精度テスト

逆に、会議1本をまるごと通す使い方は無料プランの設計外です。ここを無理に回そうとすると、分割作業のほうが議事録を書くより時間がかかる状態になります。

無料のまま長い会議を残す方法

「有料に上げる」以外の道を探している人向けに、現実的なルートを書きます。前半で分けた2段階を思い出してください。素材を全部残しておけば、要約のやり方は後から選べます。

1. 端末側で会議を録っておく

会議に参加しているPCで、画面と音声をそのまま録画・録音します。ここは時間制限のないツールを使えば、40分でも2時間でも丸ごと残ります。文字起こしの上限とは無関係です。

自分の端末で録るので、会議に文字起こし用のbotを参加させる必要もありません。相手に気を遣う場面では、この点が効いてきます(会議にbotを呼びたくない人のためのAI議事録で詳しく書いています)。

2. 要約は無料のAIに投げる

録ったものからテキストが取れたら、要約自体は無料のチャットAIでも十分にこなせます。手順とプロンプトは既存の記事にまとめてあります。

この組み合わせなら、月額を払わずに長い会議を扱えます。手間は残ります。録ったファイルを開いて、AIに渡して、出てきたテキストを保存する。会議が週1、2本ならこれで足ります。

3. 手作業が面倒になってきたら

週に何本も会議があると、この受け渡し作業自体が負担になります。私たちが開発している Qureco Screen Recorder は、ここをつなげたmacOS向けのアプリです。
  • 録画・録音は無料で時間無制限。ウォーターマークも入りません
  • 仮想オーディオ(BlackHole等)の設定なしで、自分の声と相手の声の両方が録れます
  • Proプランでは、録画からAIが議事録を自動生成し、そのままNotionへ送れます

会議が終わった時点で、動画ではなく検索できるテキストが残るという状態を作れます。Proプランは初月無料で、クレジットカードの登録も不要です。

一つだけ注意点です。QurecoはmacOS専用で、Windowsには対応していません。Windowsで探している場合は、この選択肢は外して考えてください。また、会議中にリアルタイムで字幕を出したい場合も、Qurecoの領域ではありません。

Macでの文字起こしの流れをもう少し具体的に見たい場合は、Macで会議を自動文字起こしする方法に手順をまとめています。

それでもNottaを選んだほうがいい人

ここまで無料プランの制限を書いてきましたが、Nottaが国内で広く使われているのには理由があります。乗り換えを考える前に、自分がその価値を必要としているかを確かめてほしいと思います。

Web会議にbotを参加させて自動で記録したい。 Zoom・Google Meet・Teams・Webexに参加させる仕組みを持っています。自分がその会議に出ていなくても記録が残る使い方は、端末側の録画では代わりになりません。
会議中にリアルタイムで文字を出したい。 話しながら画面にテキストが流れる体験は、聞き取りに不安がある場面や、その場で内容を共有したい場面で価値があります。
Windowsやスマートフォンで使いたい。 OSを問わず、スマホアプリでも使えます。外出先での録音が多い人には重要な条件です。
多言語の会議を扱う。 対応言語の幅と翻訳機能は、日英が混ざる会議で効いてきます。
これらが自分の使い方の中心なら、プレミアム(年払いで月額¥1,185)は妥当な支出だと思います。他のツールも並べて比べたい場合は、会議の自動文字起こしツール比較7選AI要約ツールおすすめ7選にまとめてあります。

課金するかどうかの分かれ目

あなたの状況向いている選択肢
3分以内の音声メモが中心無料プランのまま
精度や話者識別を試している段階無料プランで確認してから判断
会議中にリアルタイムで文字を見たいプレミアム
自分が出ない会議もbotで記録したいプレミアム以上
Windows・スマホで使うプレミアム以上
Macで会議を丸ごと残して、後から読み返したい端末側の録画 + AI要約(無料でも組める)
録画から議事録・Notionまで手間なくつなげたいQureco Pro(初月無料)

判断の軸は「リアルタイムで文字が要るか」と「自分の端末で録れる会議か」の2つです。この2つが両方ノーなら、無料のまま別のやり方で足りることが多いです。

よくある質問

3分を超えた分は保存されますか

無料プランでは3分で文字起こしが終わります。超えた部分はテキストになりません。音声ファイルを自分の手元に持っている場合は、そのファイル自体は残っています。

月120分は翌月に繰り越せますか

繰り越しは想定されていません。毎月の枠として扱ってください。

無料プランに期限はありますか

期限つきの体験版ではなく、無料のまま使い続けられるプランです。ただし月120分・1回3分・AI要約10回という上限は常にかかります。

音声を3分ずつに切れば、無料で長い会議を通せますか

理屈の上では可能です。インポートは月50個まで使えます。ただし30分の会議で10ファイル、1時間なら20ファイルになり、切る作業とテキストをつなぐ作業が毎回発生します。月に数本なら耐えられますが、常用するには重い運用です。

無料プランでもNottaのbotを会議に呼べますか

Nottaは Zoom・Google Meet・Teams・Webex にbotを参加させて記録する仕組みを持っています。ただし1回3分という上限は文字起こし全体にかかるため、無料プランのままで会議1本を丸ごと通すことは想定されていません。プランごとの扱いは変わることがあるので、運用前に公式ヘルプで確認してください。

Nottaで作った過去のデータをQurecoに移せますか

一括で取り込む機能はありません。Nottaに残したテキストはそのまま置いておき、今後録る分から切り替えるという使い方になります。両方を併用している人もいます。

Qurecoは無料でどこまで使えますか

画面録画と音声録音が、時間制限もウォーターマークもなく無料で使えます。AI議事録の自動生成とNotion連携はProプランの機能で、こちらは初月無料・クレジットカード登録なしで試せます。

この記事に出てくる用語

用語意味
Free(無料プラン)Nottaの無料枠。月120分・1回3分・AI要約10回/月・インポート50個/月
プレミアム個人向けの有料プラン。月1,800分・1回5時間。年払いで月額¥1,185、月払いで¥1,980
ビジネスチーム向けの有料プラン。文字起こし無制限。年払いで月額¥2,508、月払いで¥4,180
1回あたりの上限1回の文字起こしで扱える音声の長さ。無料は3分、有料は5時間
AI要約文字起こしから要点をまとめる機能。無料は月10回まで
話者識別誰が話したかを分けてタグ付けする機能。無料プランでも使える
Notta BotWeb会議に参加させて自動で録音・文字起こしをさせる仕組み

まとめ

  • Nottaの無料プランは月120分・1回につき3分の二重構造。月の残量があっても長い会議は1回で通らない
  • 3分で止まるのは不具合ではなく仕様。制約は「量」と「1回の長さ」で、機能自体は無料で試せる
  • 有料に上げるならプレミアムが年払いで月額¥1,185(月払い¥1,980)。1回5時間まで扱える
  • 3分の上限は文字起こし側の制約。端末側で会議を丸ごと録っておけば、要約のやり方は後から選べる
  • リアルタイム表示・bot参加・Windows・スマホが必要ならNotta、Macで会議を残して読み返すのが目的なら端末録画とAI要約の組み合わせで足りることが多い

無料枠に当たったときは、そのツールに何を求めていたのかがはっきりする瞬間でもあります。会議中に文字を見たいのか、後から内容を確認したいのか。そこが決まれば、課金するかどうかの答えも自然に出てきます。

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この記事を書いた人

井上 峻輔

井上 峻輔

Qurio株式会社 代表取締役

AIコンサルティング会社Qurioの創設者。上智大学にてAIを専攻し、AI研究サークル「SOMA」を設立。その後、株式会社JPMTの代表として「みんプロ」(ユーザー数1,300人突破)や業務分析SaaS「Optpath」の開発を手掛ける。2025年10月にQurio株式会社を設立し、AI・データ領域の開発・コンサルティングを展開。日経フォーラム「第30回 アジアの未来」に登壇。『テクノロジーの発展を促進する』ことを信条に、AIを活用した新たな価値創出に取り組んでいる。